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「ハットトリック達成後も謙虚」三笘薫のプロ意識を監督絶賛!「2ヶ月ベンチにいたが…」

三笘薫 写真提供: Gettyimages

 ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズに所属するU24日本代表MF三笘薫(24)は、23日開催のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第12節・オイペン戦で先発出場し、チームの勝利に貢献している。そんな三笘薫について、フェリス・マッズ監督は前節にハットトリック達成した後の振る舞いを評価した。23日、ベルギー紙『DH』が伝えている。

 三笘薫は明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレで活躍すると、東京五輪男子サッカー競技に出場した後にプレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCへ完全移籍。ただ、イギリスで労働許可証が発行されないという事情もあり、ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへ1年レンタルにより加入していた。

 同選手は先月12日に行われたジュピラー・プロ・リーグ第7節・KRCヘンク戦で82分から出場。新天地でのデビューを果たすと、22日に行われたベルギー国内カップ戦・5回戦のレブベーケ戦では移籍後初ゴールをマーク。その後も途中出場が続いていたが、今月16日開催の第11節・セラン・ユナイテッド戦でハットトリックを達成。劇的な逆転勝利の立役者として、現地で脚光を浴びている。

 ただ、マッズ監督はオイペン戦前の会見で「(ハットトリックを達成した後でも)ミトマはとても謙虚だった。彼は2ヶ月ベンチにいたが、決してネガティブになることはなかった。彼は(私の)決定を受け入れ、プレーする時は(私の)指示を守っている。確かに彼はヨーロッパのフットボールに慣れなければいけないが、素晴らしい規律を示している。それに、先週末の試合で力強いパフォーマンス(を見せた)にもかかわらず、今週の彼はこのクラブにやって来た時と同じ姿だった」と三笘薫のプロ意識を評価していた。

 そんな三笘薫は、オイペン戦で移籍後初先発を飾る。6分にカウンターの局面で自らドリブルを仕掛けると、ペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。その後も2-2で迎えた79分に自らのスルーパスから勝ち越しゴールをお膳立てするなど、攻撃面で存在感を発揮して89分にピッチを後にしている。