ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のユニオン・サン=ジロワーズに所属するU24日本代表MF三笘薫(24)は、クラブ公式YouTubeチャンネルでロングインタビューに応じ、新天地の雰囲気やコミュニケーションの取り方について明かした。
三笘薫は明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレで活躍すると、東京五輪男子サッカー競技の全日程終了後にプレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCへ完全移籍。ただ、イギリスで労働許可証が発行されないという事情もあり、ユニオン・サン=ジロワーズへ1年レンタルにより加入している。
同選手は、先月12日に行われたジュピラー・プロ・リーグ第7節・KRCヘンク戦で82分から出場。新天地でのデビューを果たすと、22日に行われたベルギー国内カップ戦・5回戦のレブベーケ戦では移籍後初ゴールをマーク。その後も今月の代表ウィークまでに行われたリーグ戦2試合でも途中出場するなど、フェリス・マッズ監督からの評価を徐々に高めている。
その中、三笘薫にフォーカスした動画が13日にクラブ公式YouTubeチャンネルで公開。同選手はユニオン・サン=ジロワーズに対する印象について聞かれると「今年1部に上がって、すごく歴史のあるチームですし、2部で優勝した時のサッカーを継続しながら今も好成績を収めていますね。チームのプレー(スタイル)に自分もしっかりと馴染んでいかなければいけませんし、自分の特徴も出して、違った色を出せればと思っています」と語っている。
また、後半途中からの出場が続いている現状には「そういう役割は日本でもよくやっていましたし、そこで結果を出さないとスタメンで使ってもらえないと思っています。監督の信頼を得るというところでもそうですし、もっともっとアピールしないといけないですね。今のチームは好調なので自分はまだまだだなと思っています」とさらなるレベルアップが必要という認識を示す。
そして監督やチームメイトとの関係性やコミュニケーションの取り方については「チームメイトも優しかったので、チームにはすごく溶け込みやすくて、監督、コーチ、スタッフ含めてすごく歓迎してくれました。チームの練習に入っても競争が激しくて毎日練習が楽しいので、そういう中でやれているのがすごく幸せだなと思っています」
「コミュニケーションをとるのが難しいですけど、僕に気を遣ってくれて英語でゆっくりと話してくれているので助かっています。僕ももっと上達しないといけないと思っています。ほとんどの選手がフランス語を話しているので、難しいなと思って聞いています」とコメントを残した。
東京五輪でのプレーにより一回り成長した三笘薫には、日本のサッカーファンからA代表入りを期待する声が上がっている。そんな三笘薫は、海外挑戦1年目でレギュラーをつかみ取って結果を残したいと強く思っていることだろう。
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