日本代表は8日、FIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選・サウジアラビア戦で0-1と痛恨の黒星を喫した。日本のサッカーファンや識者からカタールW杯本大会に出場できない可能性を指摘する声が上がる中、韓国メディアも日本代表の現状を危惧している。
日本代表はカタールW杯2次予選を8戦全勝で終えて最終予選へ進出。その最終予選のグループでは、サウジアラビアやオーストラリア、オマーン、中国、ベトナムと同居している。ただ、先月開催のオマーン戦で0-1と敗れると、中国戦でも1-0と勝利したものの得点力不足を露呈。そして完全アウェイの中で迎えたサウジアラビア戦では、KRCヘンクで好調を維持するFW伊東純也(28)やPSVアイントホーフェンに所属するMF堂安律(23)を欠いたこともあり、前半から攻めあぐねていた。
すると0-0で迎えた71分、レガネスのMF柴崎岳(29)によるサンプドリアのDF吉田麻也(33)へむけたバックパスがFWフィラース・アル=ブライカーン(21)に奪われると、そのままドリブルで運ばれてゴールを献上。日本代表はその後も得点を奪うことができず、0-1と痛恨の黒星を喫している。
このサウジアラビア戦での敗戦により、日本代表は3試合を終えて1勝2敗と勝ち点3の獲得にとどまっており、3戦全勝のオーストラリアやサウジアラビアからすでに6ポイント差をつけられている。また、6か国によるグループにおいて上位2か国がカタールW杯本大会へのストレートインとなるため、12日開催予定のオーストラリア戦で勝利することが絶対条件という意見が周囲から上がっている。
その中、韓国紙『毎日経済新聞』は8日、サウジアラビア戦で敗れた日本代表について「カタールW杯本大会出場へ赤信号」と報道。日本国内で上がっている意見と同じく、オーストラリア戦で勝利しなければ本大会出場が絶望的になると伝えている。
日本国内で森保一監督解任待望論が上がる中、埼玉スタジアム2002で12日開催予定のオーストラリア戦が日本代表にとっての正念場となりそうだ。
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