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本田圭佑が「大いにこの逆境を楽しめ」と日本代表激励!代表復帰願う声も

本田圭佑 写真提供: Gettyimages

 日本代表は8日、敵地でのFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選・サウジアラビア戦で0-1と黒星を喫した。周囲でカタールW杯最終予選敗退を危惧する声が上がる中、かつて3度W杯本大会でプレーした実績を持つ元日本代表MF本田圭佑(35)のツイートが話題を呼んでいる。

 日本代表はカタールW杯2次予選を8戦全勝で終えて最終予選へ進出。その最終予選のグループでは、サウジアラビアやオーストラリア、オマーン、中国、ベトナムと同居している。ただ、先月開催のオマーン戦で0-1と敗れると、中国戦でも1-0と勝利したものの得点力不足を露呈。そして完全アウェイの中で迎えたサウジアラビア戦では、KRCヘンクで好調を維持するFW伊東純也(28)やPSVアイントホーフェンに所属するMF堂安律(23)を欠いたこともあり、前半から攻めあぐねていた。

 すると0-0で迎えた71分、レガネスのMF柴崎岳(29)によるサンプドリアのDF吉田麻也(33)へむけたバックパスがFWフィラース・アル=ブライカーン(21)に奪われると、そのままドリブルで運ばれてゴールを献上。日本代表はその後も得点を奪うことができず、0-1と痛恨の黒星を喫している。

 サウジアラビア戦での敗戦により、日本代表は3試合を終えて1勝2敗と勝ち点3の獲得にとどまっており、3戦全勝のオーストラリアやサウジアラビアからすでに6ポイント差をつけられている。また、6か国によるグループにおいて上位2か国がカタールW杯本大会へのストレートインとなるため、12日開催予定のオーストラリア戦で勝利することがより一層求められている。

 その中、2010年の南アフリカ開催から3大会つづけてW杯の舞台を経験した本田圭佑は8日に自身のSNSアカウントを更新。周囲から批判にさらされている日本代表に対して「日本代表の戦士たちよ。俺からはこの一言だけ伝えたい。大いにこの逆境を楽しめ」と激励のメッセージを送った。

 これに対して、日本のサッカーファンからは「本田さんだから納得できる」、「言葉に力がありますよね!」と本田圭佑を称えるコメントが多く寄せられている。くわえて「本田選手のようなメンタリティを持った選手がいれば…」、「代表復帰してください!」と同選手の代表復帰を願う声も上がっている。