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「マコトの言葉には…」長谷部誠を新監督が絶賛!出場機会減少も起用の可能性示唆

長谷部誠 写真提供:Gettyimages

 アイントラハト・フランクフルトに所属する元日本代表MF長谷部誠(37)は、オリバー・グラスナー新監督のもとで出場機会が減少している。しかし、グラスナー新監督は25日にブンデスリーガ第6節・ケルン戦を控える中、副キャプテンである同選手を信頼しているようだ。23日、クラブ公式サイトが伝えている。

 長谷部誠はここ数シーズンにわたり中盤センターやセンターバックの主力として活躍していたほか、キャプテンとしてチームをけん引。昨季はアドルフ・ヒュッター前監督のもとブンデスリーガ26試合に先発出場して上位躍進に貢献していた。しかし、今季は開幕節のボルシア・ドルトムント戦で先発出場したものの、先月21日開催の第2節・アウクスブルク戦では試合終了間際の80分から出場。そして28日に行われた第3節・ビーレフェルト戦以降の公式戦では出番がない状況となっている。

 それでもグラスナー新監督は23日の記者会見で同選手について質問を受けると「マコトの言葉には重みがある。私は彼のすべての言葉に耳を傾けている。彼はそこまで出場時間が多くない中でもプロフェッショナルであることやトレーニング中に若手選手への指導方法でとても尊敬している」

 「このような選手と一緒に仕事することができて本当に幸せだ。彼は新しい監督がやって来た時に(監督のやり方を)模倣すると言っていた。私も彼から多くのことを見習うと言える」と長谷部誠のプロフェッショナルな姿勢に感銘を受けたことを明かしている。また、指揮官は今後の公式戦で同選手の起用を示唆するコメントも残している。

 4バックシステムへの変更によるリベロ(3バックの中央)の消滅や中盤センターでのし烈な競争もあり、出場機会を確保できていない長谷部誠。それでも精神的支柱としてチームで替えの利かない役割を果たしている同選手に対して。グラスナー新監督もチャンスを与えることだろう。