FW鈴木優磨(25)、FW原大智(22)、U24日本代表FW林大地(24)などを擁するシント=トロイデンVV(STVV)は、19日に行われた日本代表FW伊東純也(28)所属のKRCヘンクとのダービーマッチで敗れている。その中、後半に追加点のチャンスをものにできなかった鈴木優磨は、チームメイトからの指摘を受けたようだ。23日、ベルギー紙『HLN』が報じている。
鈴木優磨と林大地が前線2トップによりダービーマッチに臨んだSTVVは、0-0で迎えた前半アディショナルタイムに林大地からパスを受けたU24日本代表DF橋岡大樹(22)が右サイドからクロスを上げると、これに鈴木優磨がヘディングで合わせて先制ゴールを奪う。
そして1点リードで迎えた後半も立て続けにチャンスを作ったが、追加点を奪うことができずに時間が経過。58分にはMFクリスティアン・ブルース(33)のクロスに鈴木優磨が頭で合わせるものの、相手GKのセーブに阻まれた。すると、試合の流れは徐々にKRCヘンクに傾き、72分に同点ゴールを献上。そして、1-1で迎えた83分には日本代表FW伊東純也(28)にペナルティエリア内右隅から中央へ折り返され、ナイジェリア代表FWパウル・オヌアチュ(27)に勝ち越しゴールを許し、逆転負けを喫した。
『HLN』は試合後におけるMFスティーブ・デ・リッダー(34)のコメントを紹介。同選手は「(鈴木優磨が決定機を逃した)あそこの場面で2-0としておくべきだった。我々は良い試合をしたし、多くのチャンスを作った。それでも何も得られなかったんだ」と決定力不足を課題に掲げている。
また、『HLN』はSTVVがここまでリーグ戦8試合を消化してわずか7ゴールにとどまっているというデータをもとに得点力に欠けていると指摘。現在2ゴールでありながらチーム内最多得点である鈴木優磨や新戦力の林大地が攻撃陣で重要な役割を果たしていないと伝えている。
なお、STVVは25日にジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第9節・スタンダール・リエージュ戦を控えている。また、スタンダール・リエージュもここまで8ゴールと攻撃面での課題を抱えている。
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