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「10日ほど前に…」G大阪ウェリントン・シウバ、天皇杯でのPK弾に特別な思いが…

ガンバ大阪のサポーター 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのガンバ大阪は、22日にパナソニックスタジアム吹田で行われた天皇杯4回戦・湘南ベルマーレ戦で4-1と勝利した。この一戦に先発出場したブラジル人MFウェリントン・シウバ(28)は、PKでのゴールに込めた特別な思いを明かした。23日、ブラジルメディア『UOL』が伝えている。

 ウェリントン・シウバは湘南ベルマーレ戦で先発出場すると、1-0で迎えた24分にペナルティエリア内でGK富居大樹(32)に倒されてPKを獲得すると、このPKを自ら決めている。さらにガンバ大阪は前半終了間際追加点を奪うと、56分にはブラジル人FWパトリック(33)が2ゴール目をマーク。大量得点で相手を圧倒し、4回戦突破を果たしている。

 チームの勝利に貢献したウェリントン・シウバは母国メディアのインタビューで「チームにとって、今シーズンのベストマッチのひとつだった。最初から最後まで相手にプレッシャーを与えて良いプレーができた。リーグ戦で成績は良くない。だけど、天皇杯を優勝すれば、来シーズンのAFCチャンピオンズリーグに出場できるからね」とコメントを残している。

 ガンバ大阪ではPKを獲得した際、普段はパトリックがキッカーを務めている。しかし、ウェリントン・シウバは湘南ベルマーレ戦でPKを蹴った理由について「10日ほど前だけど、息子が生まれたんだ。そんな息子にゴールを捧げたかったのさ。ペナルティエリア内で倒された瞬間、ボールを抱えて(普段PKキッカーを務めるパトリックに対して)PKを蹴りたいとお願いしたよ。決める自信はあったし、決めた後にはゆりかごのセレブレーションもやったね」と明かした。

 新たな家族が誕生したウェリントン・シウバにとって、このPK弾は自分自身のキャリアにおける一生の思い出として記憶に残ることだろう。