ロシア・プレミアリーグ(ロシア1部)のCSKAモスクワやミランなどでプレーした過去をもつ元日本代表MF本田圭佑(35)は、今夏の移籍期間で多くの日本代表の選手がJリーグに復帰したことについて、自身の見解を述べた。
今夏の移籍市場では、本田圭佑とともにFIFAワールドカップの舞台で戦った選手たちが日本に戻るケースが相次いだことで大きな話題を呼んでいる。DF酒井宏樹(31)はオリンピック・マルセイユとの契約を来年6月まで残していたものの、浦和レッズへ加入しているほか、ヴィッセル神戸はFW大迫勇也(31)とFW武藤嘉紀(29)を獲得。さらに先月31日には、ラ・リーガのエイバルを退団していたMF乾貴士(33)がセレッソ大阪に復帰している。
その中、本田圭佑は今月11日に開催したYouTubeライブにおいて、視聴者から日本代表の選手たちによるJリーグ復帰が相次いでいる理由を聞かれると、冒頭で日本代表DF長友佑都(35)がJ1リーグのFC東京に復帰したことに触れた上で「今年、海外組が日本に戻ることが多かったのは、サッカー界が経済的にめっちゃ厳しいんですよ。バルセロナとかの噂も結構厳しいという話も聞くし、日本に戻ってきた選手で多分ヨーロッパに残りたかった選手も多かったと思うんですけど。(長友)佑都ももしかしたらその一人だったかもしれない」
「多分、相当どのクラブにもお金も出ないし、選手たちもそれ(お金)で生活しているわけなので、最終的に家族もいる選手も多い。多分、理想はやっぱりヨーロッパに残ることだったということで、結果的に良いオファーが来なかったというのは事実としてあるでしょうね」と新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、多くの欧州クラブが財政面で厳しい状況に直面していることが背景にあるという考えを示した。
なお、現在無所属状態である本田圭佑は、自身がJリーグ復帰の可能性を否定した上で、海外での現役続行を明言。「最近何か国からオファーをもらっていて、9か国目、決めようかなと思っています。まだ決定ではないです」と現状を明かしている。
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