
リバプールは契約満了により今季限りで退団したオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムの後釜として、ローマのイタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニの獲得を目指しているが、複数クラブによる争奪戦は避けられないようだ。15日、イギリスメディア『デイリーエクスプレス』が報じている。
ペッレグリーニは2015年夏にローマの下部組織からサッスオーロに完全移籍で加わると、イタリア国内屈指の有望株に成長。ユベントスをはじめ複数クラブが関心を寄せる中、2017年夏にローマが1000万ユーロ(約12億6000万円)による買い戻し条項を行使し、2022年6月までの5年契約を締結。復帰後は主力として出場機会を確保しており、今季もここまで公式戦37試合に出場して11ゴール9アシストをあげるなどパウロ・フォンセカ前監督から厚い信頼を寄せられていた。
ペッレグリーニとローマは直近数カ月にわたり契約延長にむけた交渉を進めてきたが、現時点でも新契約締結で合意に至っていない。また、現行契約には3000万ユーロ(約39億円)による契約解除条項が盛り込まれているため、交渉が失敗に終わった場合には獲得にむかうものとみられる。
しかし、リバプールの他にワイナルドゥムの獲得を逃したバルセロナもペッレグリーニを獲得候補にリストアップしている模様。くわえて、ローマを今季まで率いていたフォンセカ氏の招へいがほぼ確実となっているトッテナムも、同選手の獲得レースに加わる可能性が浮上しているようだ。
ワイナルドゥムのPSG加入が決まったことにより、今度はペッレグリーニに多くのクラブが熱視線を送る状況となっている。
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