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ミラン退団のイタリア代表GKドンナルンマ、PSG移籍で合意も…

ジャンルイジ・ドンナルンマ 写真提供: Gettyimages

 パリ・サンジェルマン(PSG)は、今夏ミラン退団が確実となっているイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマとの契約締結で合意に達したようだ。2日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 ドンナルンマは下部組織在籍時からミラン一筋のキャリアを歩み、直近数シーズンにわたって正守護神としてクラブを支えると、今季はセリエAでの上位躍進、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献。一方、ドンナルンマとミランの契約期間が今年6月までとなる中、両者は交渉を重ねてきたものの、同選手の代理人を務めるミノ・ライオラ氏が年俸1000万ユーロ(約13億3000万円)を要求したこともあり、交渉は決裂していた。

 また、ミランは今シーズン終了直後にリーグアン優勝クラブのLOSCリールからフランス代表GKマイク・メニャンの獲得を公式発表。くわえてミランのテクニカルディレクターを務めるパオロ・マルディーニ氏はドンナルンマの今夏退団を明言していた。

 ドンナルンマの去就を巡っては、ライオラ氏がバルセロナに対して同選手獲得を提案したほか、ユベントスには年俸600万ユーロ(約8億円)という条件でも加入する姿勢を示していた。しかし、今月に入ってPSGがドンナルンマ獲得で選手サイドと合意に達している。

 ただ、PSGは正守護神であるコスタリカ代表GKケイロル・ナバスと新たに2024年6月までの新契約を今年4月に締結している。そのため、ドンナルンマはケイロル・ナバスとのポジション争いに臨む可能性がある一方で、他クラブへレンタルにより放出されることも考えられるようだ。

 ドンナルンマのミラン退団の経緯について周囲で多くの議論が飛び交う中、同選手の新天地が間もなく決まりそうだ。