明治安田生命J1リーグのGKダン・バン・ラムは、FIFAワールドカップ・カタール大会のアジア2次予選兼AFCアジアカップ予選のベトナム代表に招集されていたが、新型コロナウイルスの濃厚接触者となったことを受けて、これを辞退したようだ。29日、ベトナムメディア『VN EXPRESS』が報じている。
ロシア系ベトナム人であるダン・バン・ラムは、今年1月にタイの強豪ムアントン・ユナイテッドからセレッソ大阪へ加入。今季ここまでJ1リーグでの出場はないが、今月26日の第16節・鹿島アントラーズ戦で来日初となるベンチ入りを果たしている。また、同選手は2017年6月にベトナム代表でのデビュー。代表チームでここまで23試合に出場するなど、正守護神に定着していた。
しかし、『VN EXPRESS』はセレッソ大阪のゴールキーパー1名が新型コロナウイルスに感染したと報道。ダン・バン・ラムは濃厚接触者と判定されているようだ。
これにより、ベトナム代表率いるパク・ハンソ監督は29日、代表チーム内でのクラスター発生のリスクを冒さないためにも、ダン・バン・ラムの招集取り止めという決断を下した模様。正守護神を欠く中でUAEでのW杯2次予選3試合に臨むことが決まっている。
なお、セレッソ大阪は正守護神であるGKキム・ジンヒョンが韓国代表メンバーに招集されている。そのため、インターナショナルマッチウィーク期間中の6月9日に控える天皇杯2回戦・ガイナーレ鳥取戦ではGK松井謙弥の起用が有力視されていた。しかし、現在日本にとどまっているダン・バン・ラムの状態次第では、同選手がガイナーレ鳥取戦でデビューするかもしれない。
コメントランキング