
インテル指揮官就任が確実視されているシモーネ・インザーギ氏は、27日にラツィオ監督を退任しているが、ラツィオは同氏の後任として元ユベントス指揮官のマウリツィオ・サッリ氏を招へいする可能性があるようだ。28日、『トゥットメルカート』が報じている。
インザーギは2015/16シーズン途中からラツィオのトップチームを率いると、ほぼ毎シーズンにおいてセリエAで上位争いを演じていた。また2018/19シーズンにはコッパ・イタリア優勝を成し遂げると、昨季はスーペルコッパ・イタリアーナでユベントスを下してタイトルを獲得。今季もリーグ戦6位で終えており、来季UEFAヨーロッパリーグ予選2回戦の出場権を確保していた。
インザーギの去就を巡っては、26日の時点でラツィオと新たに年俸250万ユーロ(約3億3000万円)による3年契約を結ぶことが濃厚と伝えられていた。しかし、ラツィオは一転して27日に同監督の退任を発表。周囲ではインテルがアントニオ・コンテ監督の後任としてインザーギを招へいするという見方が広まっている。
一方、ラツィオはインザーギ監督の後任候補としてサッリ氏をリストアップしており、数日以内に会談を行う模様。サッリ氏はチェルシーでUEFAヨーロッパリーグのタイトルを手に入れると2019年夏にユベントスの指揮官に就任。昨季にセリエA優勝を果たしたものの、UEFAチャンピオンズリーグはベスト16で敗退。わずか1シーズンで解任されていた。
また、同氏はユベントスとの契約が2022年6月までとなっているため現在も年俸を受け取っているが、ユベントスは今年6月に250万ユーロ(約3億3000万円)を支払って契約を解消する模様。これより、サッリ本人はかねてから今夏の監督業再開に前向きな姿勢を見せている。
なお、ラツィオはサッリ氏の他に、ボローニャを率いるシニシャ・ミハイロビッチもインザーギの後任候補に含めているようだ。
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