明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎は20日、「V・ファーレン長崎の一員としてのお願い」と題した公式声明を出している。
V・ファーレン長崎は昨季J1リーグ昇格を逃したことにより、昨年12月手倉森誠氏から吉田孝行氏への監督交代。新体制のもとで今シーズンに臨んだものの、J2リーグ第2節・アルビレックス新潟戦からリーグ戦4試合連続未勝利と出遅れる。その後も組織的な戦い方が見られず、今月2日に行われた第11節・水戸ホーリーホック戦で0-1と敗れた後、クラブ首脳陣は吉田孝行から松田浩への指揮官交代を決断している。
松田浩監督就任以降、V・ファーレン長崎はリーグ戦3試合で1勝1分1敗という成績を残しているが、13位に低迷する中で上位浮上のきっかけがつかめていない。その中、クラブは「いつもV・ファーレン長崎にご声援いただきありがとうございます。昨シーズンからコロナ禍での活動となり、観戦、応援される皆様にもご不便をおかけしております。このような中でもスタジアム運営、クラブ運営ができておりますのも、皆様のご協力の賜物です。改めて感謝いたします」
「しかしここ最近、スタジアム周辺での行動やSNS上での言動に対し、不快な思いをされている方から、クラブへお声を頂戴することが増えてきています。V・ファーレン長崎は、ファン・サポーターの皆様、そして行政・パートナー企業の皆様にクラブは支えられ、存在しています。そして、支えてくださる皆様は、クラブの一員であり、チームの勝利を願って共に戦う仲間です」
「V・ファーレン長崎は、「正々道々~ナガサキから世界へ~」をグランドスローガンに掲げています。正々堂々、フェアプレーの精神で物事に取り組むこと。今、目の前のことにまっすぐに取り組むこと。苦しいことがあっても、成長や感動などプラスの何かを残すこと。多様性を大切にし、異なる他者を排除せず、受け入れること。世界に平和を発信する使命を持ち、伝え続けること」
「クラブとしても未熟な部分はまだまだございますが、Jリーグの仲間や地域の皆さんとともに協働し、社会に貢献して成長していけるよう、サポーターの皆様にもよりよいクラブ作りに参加していただけたらと思います。今一度SNS上での発信や社会での行動を見つめなおし、改善していただきますよう、お願いいたします」とサポーターに対してSNS投稿をはじめ、様々な行動における注意喚起を行っている。
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