Jリーグ 鹿島アントラーズ

鹿島FWエヴェラウド、母国復帰の噂を否定「契約延長で5.4億円の解除条項が…」

鹿島アントラーズのホーム 県立カシマサッカースタジアム 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズに所属するFWエヴェラウドには、母国ブラジルのクラブへ移籍するという噂が飛び交っていたようだ。18日、ブラジルメディア『Plantao do Esquadrao』が報じている。

 現在29歳のエヴェラウドは、昨年1月にリーガMX(メキシコ1部)のケレタロから鹿島アントラーズへ完全移籍により加入。昨季はJ1リーグ33試合に出場し18ゴールをあげると、Jリーグベストイレブンにも選出。カルロス・ザーゴ前監督から不動のストライカーとして確かな信頼を得ていた。しかし、今季は開幕からリーグ戦でゴールをあげることができずにいると、ザーゴ氏から相馬直樹氏への監督交代以降、公式戦全試合でベンチ外となっている。

 その中、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のECバイーアは、依然としてブラジル人FWジルベルトに退団の可能性があることから、エヴェラウドの獲得に乗り出していた模様。『Plantao do Esquadrao』は選手サイドが2022年1月まで残っている契約の解除を鹿島アントラーズ首脳陣に求める可能性があると伝えていた。

 しかし、同選手の代理人はブラジル国内のメディアインタビューで「エヴェラウドは日本でとてもうまくやれている。契約延長したばかりだし、500万ドル(約5億4000万円)の契約解除条項が盛り込まれている。彼は(鹿島アントラーズを)去らない」とブラジル復帰の噂を否定した。

 なお、エヴェラウドは昨季終了後には中国スーパーリーグの広州富力をはじめ複数クラブからオファーが届く中、鹿島アントラーズ残留を決断している。