
J1復活を果たした福岡、長谷部監督下での今年の目標は
―2019年4月に町田ゼルビア戦でプロ選手デビューを果たしましたが、その時の心境について教えてください。当時のファビオ・ペッキア監督にかけられた言葉などありますか?
「デビュー戦の最終的な結果は0-2の敗北となりました。僕が出場した時点では既に負けていた(0-1)ので、監督には『どんどん仕掛けて流れを変えて来い』と言われましたね。やっと試合に出られたな、という気持ちでピッチに入ったことをしっかり覚えています。残念なことに大きな活躍はできなかったのですが、プレーをしながらとても不思議な感覚でした。プレーには集中しつつ、ずっと『今、夢に見ていた舞台に立っている』ということは実感していました」
―2020シーズンに福岡はいよいよJ1に昇格しました。その目標を果たし、現在も指揮する長谷部茂利監督はどんな監督ですか?
「長谷部監督は、守備でも攻撃でも決まりごとが多く、そのおかげで我々選手は何をすればいいかが明確になっています。とてもやりやすいです。また、どの選手にもハードワークを求めていますね。これはチームに欠かせない最も大事なことです」
―そんな監督下でJ1昇格が決まった時の、チームの雰囲気はいかがでしたか?
「僕がプロになってからチームはずっとJ1昇格を目指していました。自分はベンチにあまり入れていなかったですが、とても嬉しかったです。特に2019年にJ3降格の危機が迫って辛い思いをした選手は全員最高に気持ちよかったと思いますね。例えば、田邉草民選手は嬉しさのあまり涙を流していました」
―ではずばり、J1に昇格した2021年のチームと北島選手個人の目標は?
「チームの目標は2つ掲げていました。1つはJ1リーグ10位以上のポジションに付けることです。もう1つはルヴァンカップベスト4以上だったのですが、それは達成できなかったので(グループステージ3位が確定)、これからはリーグ戦(現時点暫定6位)に全力を尽くしていきたいと思います。
僕個人的には、プロに入ってからまだゴールを決めてないので、まず初ゴールが目標です」
―応援しています。他に長谷部監督から北島選手個人に求められていることはありますか?
「僕のサイドハーフというポジションは、スライドに注意しなければならないなど守備のタスクが結構多いのですが、攻撃面でも自分の特徴であるドリブルでどんどん仕掛けることだったり、味方との連携をもっと取ってほしいという要望を受けています」
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