セリエA ミラン

ミラン、ピオリ監督の教え子である21歳FW獲得へ。フィオレンティーナは52億円を要求か

ドゥシャン・ブラホビッチ 写真提供: Gettyimages

 ミランは21日にセリエA第28節・フィオレンティーナ戦に臨むが、先発が予想されるセルビア代表FWドゥシャン・ブラホビッチの獲得を依然として狙っているようだ。20日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 現在21歳のブラホビッチは2018年夏にセルビアの強豪パルチザンからフィオレンティーナに完全移籍により加入。今季はここまで公式戦24試合に先発出場して12ゴールをあげているほか、先週末に行われた第27節・ベネベント戦ではハットトリックを達成するなど本来のパフォーマンスを発揮し続けている。

 フィオレンティーナはブラホビッチとの契約期間を2023年6月まで残す中、同選手に対して年俸を120万ユーロ(約1億5600万円)まで引き上げた新契約を提示しているが、選手サイドはこれを受け入れないものとみられる。

 また、ブラホビッチを巡ってはすでにローマが獲得オファーを提示しているほか、スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチとの契約延長間近に迫っているミランも動向を注視しているが、フィオレンティーナは4000万ユーロ(約52億円)以上のオファーが届いた場合に交渉に応じるようだ。

 なお、現在ミランを率いているステファノ・ピオリ監督は2017年夏からおよそ1年10カ月にわたりフィオレンティーナを率いており、ブラホビッチのトップチームでデビューさせた過去を持つ。セリエAにおける将来有望なストライカーとして注目を集める中、ミランで恩師と再会することはあるのだろうか。