日本代表DF長友佑都とDF酒井宏樹を擁するオリンピック・マルセイユは元アルゼンチン代表指揮官のホルヘ・サンパオリ氏の招へいに動いているようだ。15日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。
マルセイユは今季、UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージで1勝5敗に終わりグループステージ敗退となると、リーグ戦でも23試合を終えて勝ち点34の獲得にとどまっており、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場圏内の3位オリンピック・リヨンに18ポイント差をつけられている。くわえて、2月上旬にアンドレ・ビラス・ボアス監督が記者会見においてクラブ首脳陣の補強方針を批判したことにより、職務停止処分を科せられている。
マルセイユは現在、アンドレ・ビラス・ボアス監督の後任を探しており、かつてナポリやチェルシー、ユベントスで指揮を執っていたマウリツィオ・サッリ氏にコンタクトをとったものの、シーズン中での指揮官就任に興味を示しておらずマルセイユからのオファーを却下したと伝えられていた。
これを受けて、マルセイユ首脳陣はカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアトレチコ・ミネイロを率いているホルヘ・サンパオリ氏にターゲットを変更した模様。同氏は2018年6月に開催されたワールドカップ・ロシア大会にアルゼンチン代表監督として臨んだものの、一部選手との確執もありベスト16で敗退し解任。その後はアトレチコ・ミネイロで指揮を執っているが、『グローボ』の報道によると、今季終了後に解任される可能性があるようだ。
クラブを取り巻く現状に好転の兆しがみられないマルセイユだが、果たしてワールドカップの舞台を経験している指揮官に再建を託すことになるのだろうか。
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