中国スーパーリーグの上海上港でプレーしていたイタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィはローマ復帰にむけて大きく前進した。29日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が報じている。
エル・シャーラウィは2019年夏にローマから上海上港に完全移籍したものの、本人がヨーロッパ復帰を望んだことから昨夏以降は公式戦でピッチに立っておらず、個別トレーニングを続けていた。その中、中国スーパーリーグで来年からサラリーキャップ制が突如として導入されたこともあり、今冬ローマ復帰がほぼ確実という見方が広まると、契約期間が2023年夏までの2年半、年俸350万ユーロ(約4億4000万円)という条件で個人合意に達している。また、上海上港とはすでに契約解除を行っており、フリーでの移籍となる。
同選手は隔離期間をへて今月23日にメディカルチェックを受けて正式に契約を結ぶ予定だったが、新型コロナウイルスのPCR検査で陽性と判定されたことをうけてメディカルチェックが延期。しかし、今週なかばに一部のイタリアメディアが30日までに入国可能になると報じると、29日にはローマのクラブ施設にメディカルチェックを受けるために訪れている。
エル・シャーラウィは詰めかけた報道陣に対して「(プレーする)準備はできているし、ここに戻ってきて幸せだ」とコメントを残している。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた同選手だが、再びセリエAの舞台で好パフォーマンスを発揮することだろう。
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