ナポリはポーランド代表FWアルカディウシュ ・ミリクの放出にむけて移籍金額の設定を行っているようだ。17日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が伝えている。
2016年夏にアヤックスからナポリに加わったミリクは、移籍1年目から度重なる負傷に見舞われていたが、昨季は公式戦35試合に出場し14ゴールを挙げていた。しかし、同選手は昨季終了後にクラブと新契約を締結することを拒否したため、今季はここまで全試合でメンバー外となっている。
ミリクとナポリの現行契約は来夏に満了を迎えることもあり、今夏にはローマが獲得間近に迫ったものの、破談に終わっている。それでも同選手にはトッテナム・ホットスパー、エバートン、アトレティコ・マドリードなど多くのクラブが関心を寄せており、来年1月に所属クラブを変える可能性が取りざたされている。
ただ、ナポリ首脳陣は1500万ユーロ(約19億円)以上のオファーが届かない限り、今冬の移籍市場期間でミリクの放出に応じることはないものとみられる。一方、出場機会を全く得られていないミリクは来夏に開催予定のEURO2020でポーランド代表から落選する可能性を危惧しており、今冬ナポリ退団を強く望んでいるようだ。
今夏に残留が決まった時に、1月での移籍を示唆するコメントを残していたミリクだが、およそ3カ月にわたり一度もピッチに立っていない中でコンディション維持に努める現状を打開したいところだ。
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