マンチェスター・シティ
・今シーズンもケビン・デ・ブライネはシティの中で輝きを放つ選手の1人として挙げられるだろう。今シーズンここまで96回のチャンスメイクを記録し、2番目に多いジェームズ・マディソンと21回もの大差をつけている。
・シティの攻撃がとことんハマると、どんなチームでも対処法を導き出すのに苦労する。今シーズン、チーム別ハットトリック達成回数(ラヒーム・スターリング、ベルナルド・シウバ、セルヒオ・アグエロ)は全20チームにおいて最多である。
・スターリングの今シーズン記録した11ゴールの内、9ゴールがアウェイゲームで記録したもの。リーグ最多となっている。
・シティは今シーズンマンチェスター・ユナイテッドと並んで最も多くのペナルティキック「4回」を外している。
・不運にもシティは今シーズン「19回」もポストに嫌われている。2位のノリッチ・シティ(13回)を大きく上回るリーグ最多の記録だ。
マンチェスターユナイテッド
・ユナイテッドは今シーズンここまで勝ち点45の5位と、悪くないシーズンを送っている。ただ、過去28シーズンの内、17シーズンは29試合終了時点で勝ち点を60ポイント以上積み上げている。
・ユナイテッドの伝統の1つに、若手の積極的な起用が挙げられる。今シーズンもそれに変わりはなく、ここまでスターティングイレブンに送り出した選手の平均年齢は25歳85日とリーグで最も若い。最も平均年齢が若かった試合は11月に対戦したブライトン戦で、そのときは23歳350日だった。
・デビッド・ベッカムやクリスティアーノ・ロナウドなどFKの名手が常に揃っていたユナイテッドだが、ここのところその歴史が途絶える危険性がを抱えている。ここまでFKからゴールを狙う機会が43回も存在したが、すべて逃している。最も新しいFKゴールを辿るには、オーレ・グンナー・スールシャールが初めて指揮したカーディフ戦まで遡らなければならない。
・ユナイテッドはアウェイゲームにおいて不安要素を残している。今シーズン14試合のアウェイゲームを戦い、勝ち点はたったの16ポイント。これはサー・アレックス・ファーガソンが指揮した89/90シーズン以降、最も低い記録である。
ニューカッスル
・マルティン・ドゥブラフカは2018年のプレミアリーグデビュー以降、24回のクリーンシートを達成している。今シーズンここまで彼が記録した「6.84ポイント」という「失点期待値と実際の失点数のギャップ」を上回るGKは存在しない。
・ニューカッスルは今シーズン、ゴール数が25ゴールとリーグワースト。また、25ゴールの内17ゴールはディフェンダーによるものである。
・チームトップスコアラーはジョンジョ・シェルベイで5ゴール。しかし、彼は敵陣のボックス内でたった10回しかボールタッチしていない。
・今シーズン勝利した9試合の内、8試合は「1点差」での勝利である。また5試合は「ウノゼロ」での勝利。
・しかし、ゴールレスドローの数も多いというのも事実。昨シーズンの開幕以降、ニューカッスル以上に多くのゴールレスドローで終わったチームはいない。
ノリッジ
・降格の2文字が徐々に浮かびつつあるノリッジだが、エミリアーノ・ブエンディアはチームの光明かもしれない。中断期間に入る直前の5試合に限れば、1試合平均のチャンスメイク数においてブエンディアの「3.26回」を上回る選手はケビン・デ・ブライネの「4.01回」しかいない。
・ダニエル・ファルケは常に攻撃的姿勢を一貫しているが、チームとしてそれをやりたがらないように見えることもある。試合をリードしている時間は1試合平均でたった「16.6分」と少ない。
・アウェイゲームの得点力不足が露呈している。今シーズンここまでアウェイゲームではたった6ゴールしか奪えていない。これは07/08シーズンにダービー・カウンティが記録した8ゴールを下回る可能性がにわかに浮上している。
・テーム・プッキは今シーズン初のプレミアリーグで印象的なデビューを果たした。8月のニューカッスル戦で記録したハットトリックは、現在の上位4チーム(リバプール、マンチェスター・シティ、レスター・シティ、チェルシー)以外で3ゴール以上決めた唯一のケースである。
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