プレミアリーグ アーセナル

アルテタvsエメリ!アーセナルのパフォーマンスは、監督交代で向上した?

写真提供: Gettyimages

昨年12月20日に、ミケル・アルテタ監督の就任を発表したアーセナル。ウナイ・エメリ前監督の下、苦しんでいたチームの立て直しを期待された。

同監督が就任してから、リーグ戦7試合を終えたアーセナル。しかし、戦績は1勝5分1敗と奮っていない。順位表の上でも10位と、エメリ前監督が率いていた時とさほど変わり映えないしない。

ミケル・アルテタ監督とウナイ・エメリ監督。どちらの監督の方が、アーセナルのパフォーマンスを向上しているのだろうか。今回は、両監督を比較してご紹介する。


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試合結果

エメリ前監督が率いていた今シーズンのアーセナルは、リーグ戦13試合で4勝3分6敗。獲得できた勝ち点39の内、18を稼いでいる。1試合あたりの平均勝ち点は1.38。勝率は23.5%となっている。

一方のアルテタ監督は、前述したとおり1勝5分1敗。獲得できた勝ち点21の内、8を稼いでいる。勝率が14.3%で、エメリ前監督時代よりも10%近く落ちている。


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守備面

アーセナルが抱えるディフェンス面の問題は、ここ数年指摘され続けている。今シーズンもすでに34失点と、ビッグ6の中ではチェルシーと並びワーストの数字だ。

エメリ前監督と戦った最初の13試合で、アーセナルは19失点(1試合あたり1.46失点)を許した。対戦相手には合計218本のシュート(1試合あたりは16.7本)を許している。被枠内シュートは73本(1試合あたり5.6本)となっている。

一方のアルテタは、7試合を終えて7失点。1試合あたり1失点の計算となり、エメリ前監督時代よりも数字面は向上している。総被シュート数は87本(1試合あたり12.4本)で、被枠内シュートは29本(1試合あたり4.14本)だ。守備面は大幅に改善していると言っていいだろう。


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オフェンス面

アーセナルにはピエール=エメリク・オーバメヤン、アレクサンドル・ラカゼット、二コラ・ペペと優秀なアタッカーが揃っているが、攻撃面でも苦労している。

エメリ監督時代のアーセナルは、13試合で18ゴールを記録。1試合平均で1.38ゴールを奪っている。総シュート数は162本で、1試合平均12.46本。枠内シュートは58本(1試合平均4.46本)打っている。

一方のアルテタ監督が率いるアーセナルは、リーグ戦7試合を終えて8ゴール。1試合平均で1.14ゴールを記録しており、総シュート数は67本(1試合平均9.57本)だ。総枠内シュートは18本(1試合平均3.6本)となっている。

攻撃面ではエメリ前監督に軍配が上がった。完結する攻撃の形が、エメリ前監督の方が1試合平均で約3回多かったことになる。


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優れているのは

監督としての実績が豊富なエメリ前監督と、ルーキーのアルテタ監督。両者を現時点で比較するのはフェアではないかもしれない。ただ、現状は両者の甲乙はつけがたいと言ったところだろう。皆さんは、エメリ前監督とアルテタ監督、どちらをより高く評価するだろうか。

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名前:菊池大将
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