2018年に行われたロシアワールドカップ(W杯)を制すなど、現在の代表シーンで最強国の1つとみなされているフランス代表。書くポジションに世界的なタレントを複数選手擁しており、層の厚さも世界最高クラスだ。
そんなフランス代表だが、左サイドバックのスタメン争いは激化の予感だ。各国のリーグ戦で、フランス代表の左サイドバックが活躍を見せている。
今回は、EURO2020フランス代表の左サイドバックスタメン候補5選手をご紹介する。
バンジャマン・メンディ
クラブ:マンチェスター・シティ
ロシアW杯で活躍が期待されたものの、大会を通して40分間の出場にとどまったメンディ。今シーズンは負傷により出遅れたが、昨年9月21日のワトフォード戦で復帰。コンスタントに出場機会を得ている。
今シーズンは欠場していたこともあり、ここまでのアシストが1止まりとなっているメンディ。EURO2020への招集は、今後の活躍次第となるだろう。
リュカ・エルナンデス
クラブ:バイエルン・ミュンヘン
ロシアW杯で、メンディを抑えてスタメンの座を手にしていたのがリュカだ。攻守にわたって高いパフォーマンスを見せ、フランス代表の優勝に大きく貢献した。
ただ、そのリュカは今シーズン悲劇に襲われた。チャンピオンズリーググループステージ第3節オリンピアコス戦で右足首を負傷。内側側副靭帯の部分断裂の重傷を負ってしまった。復帰の時期は未定だが、半年後のEURO本戦に間に合うかは厳しいところだ。奇跡的な回復に期待したい。
テオ・エルナンデス
クラブ:ミラン
負傷に苦しむリュカの穴を埋めるのは、弟のテオになるかもしれない。今夏の移籍市場でレアル・マドリードからミランに完全移籍したテオは、得点力不足に嘆くチームの中で素晴らしい活躍を見せている。
今シーズン、リーグ戦15試合に出場しているテオは、4ゴール2アシストの活躍を見せている。サイドバックの選手ながらチーム内のトップスコアラーだ。シーズン終盤までこの活躍を維持できれば、間違いなくフランス代表としてEUROを戦うことになるだろう。
リュカ・ディニュ
クラブ:エバートン
プレミアリーグで確実に結果を残している実力者がディニュだ。2018年夏の移籍市場でエバートンに加入した同選手は確実に出場機会を得ており、クラブのレジェンド、レイトン・ベインズからスタメンの座を勝ち取った。
ディニュのセットプレーにおける精確なキックと、攻撃の最後の1/3で見せるクオリティの高さは、エバートンの強力な武器となっている。前線中央にオリビエ・ジルーが抜擢された場合には、バランスの取れた優れた選択肢となるだろう。
フェルランド・メンディ
クラブ:レアル・マドリード
負傷により出遅れたものの、試合の中で確実に他のサイドバックとの違いを見せつけているのがもう1人のメンディだ。両足を遜色なく使いこなすことのできるメンディは、多くの選択肢を持ってプレーすることができている。特に、ドリブルの際には対峙した相手ディフェンダーが苦しむことになるだろう。
そのメンディだが、爆発的なスピードも大きな武器だ。攻撃面だけでなく、被カウンター時にも力を発揮するだろう。今シーズンはリーグ戦10試合で1アシストと、特筆すべき数字は残していないが、半年後にフランス代表としてEUROを戦っている可能性は大いにある。
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