セリエA インテル

アシュリー・ヤングがセリエAにやって来る。現在のインテルにぴったりの理由

写真提供: Gettyimages

コンテ監督のシステムにぴったり

ヤングが一番得意としているのは、現在インテルが採用している3-5-2というシステムです。実はイングランド代表の監督であるガレス・サウスゲートも同じシステムを採用していて、2018年ロシアワールドカップ時には両サイドでヤングを使っていた。

また、彼は今シーズンも多くの試合に出場しており(プレミアリーグ12戦、ヨーロッパリーグ3戦、カップ戦3戦)、その全ての試合にてキャプテンマークをつけて戦いました。インテルに移籍しても、すぐにプレーできる状態にある。

確かにインテルが第一希望としていたチェルシーのマルコス・アロンソ(29歳)の獲得に成功していれば、一番理想的な形になったかもしれません。しかし、ヤングの経験とクラブの経済的な負担を考えれば、とても面白い獲得だと思います。

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イタリアでの活躍が楽しみ

FIFA(国際サッカー連盟)による「2018年ロシアワールドカップベストXI」でも左サイドバックとして選ばれたヤングだが、未だにイングランドでしかプレー経験がない。他のリーグでも自分のサッカーが通用することを見せつけるためにも、セリエAでの経験は大事になるだろう…。

当然インテルも、ヤングを獲得することで経験と技術の面でレベルアップするに違いない。この組み合わせがどこまでネッラズーリの進化に繋がるのかとても楽しみです。セリエA優勝の目標は実現するのだろうか?

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名前Uccheddu Davide(ウッケッドゥ・ダビデ)
国籍:イタリア
趣味:サッカー、アニメ、ボウリング、囲碁
好きなチーム:ACミラン、北海道コンサドーレ札幌、アビスパ福岡

14年前に来日したイタリア人です。フットボール・トライブ設立メンバーの1人。6歳の時に初めてミランの練習に連れて行ってもらい、マルディーニ、バレージ、コスタクルタに会ってからミランのサポーターに。アビスパ福岡でファビオ・ペッキア監督の通訳も務めた経験があります。

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