遂に明日、令和初のJリーグ王者が誕生する。
2019年2月に開幕したJリーグも残すところ最終節のみとなった。毎節壮大なドラマが各地に散りばめられているわけだが、最終節ももちろん「首位攻防戦」という大舞台を我々は目撃することになる。
2004年以来の優勝を目指す横浜F・マリノスと初制覇を狙うFC東京。横浜F・マリノスは3点差までの敗戦でも優勝。対してFC東京は4点差以上の勝利が必要な状況下であり、数字上は横浜F・マリノスが圧倒的有利を示している。
そんな白熱必死になることが大いに予想される関東決戦を楽しむ上で知っておきたいデータを3つご紹介したい。
3 – J1での横浜FM対FC東京の直近10試合では、横浜FMの3勝に対してFC東京が5勝(2分)。また、日産スタジアムでの今カードでは、2013年シーズン以降、両者が交互に勝利を挙げている。同スタジアムでの前回対戦では、FC東京が1-0で勝利を挙げた(2018年11月3日)。行方。#最高の最終戦#最後の1秒まで pic.twitter.com/tCAjxSGK5Y
— OptaJiro (@OptaJiro) December 5, 2019
①両者の対戦成績
両チームの過去の対戦成績はほぼイーブンではあるが、直近の試合に限ればFC東京に分がありそうだ。また大差での勝利を収めたというのは、4点差以上での勝利が欲するFC東京にとっては追い風になるだろう。いずれも前半早い段階で先制点を決め、その勢いで大量得点に結びつけた。
1+2 – 横浜FMは首位として2位のクラブと対戦したリーグ戦通算4試合で3敗(1勝)。敗れた3試合ではいずれも複数失点を喫している。対するFC東京は、2位として首位のクラブと対戦した通算5試合で4勝を挙げている(1敗)。景色。#最高の最終戦#最後の1秒まで pic.twitter.com/yEjEM1yauN
— OptaJiro (@OptaJiro) December 6, 2019
②追う立場と追われる立場
横浜F・マリノスは追われる立場での首位攻防戦では負け越しており、反対にFC東京は追う立場では勝ちきっている。横浜F・マリノスはホームアドバンテージをどれほど活用することができるかが鍵を握るかもしれない。
50% – 横浜FMは今季のJ1で、50%以上のポゼッションを記録した試合での勝率がリーグベスト(62.5%:32試合20勝4分8敗)。対するFC東京は、同項目が50%以下だった試合での勝率がリーグベスト(65.2%:23試合15勝4分4敗、2試合以上記録したチームの中で)。対峙。#最高の最終戦#最後の1秒まで pic.twitter.com/IkjYLfdgeB
— OptaJiro (@OptaJiro) December 6, 2019
③対極的なゲームプラン
50%以上のポゼッションで最も勝率が高いのが横浜F・マリノス、50%以下のポゼッションで最も勝率が高いのがFC東京。極めて対極的なゲームプランを持つ2チームのほこたて決戦であることを我々は忘れてはならない。この試合も横浜F・マリノスがボールを握ることは明らかなことであり、そうした展開からFC東京がどういった蜂の一刺しを演じることができるか非常に注目である。
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