アーセナル退団が噂される、ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤン。今シーズンもチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃した場合は、退団する意思を固めているとも報じられている。
プレミアリーグ屈指のポイントゲッターとして、アーセナルの攻撃を支えているオーバメヤン。クラブは4勝7分3敗の9位よ苦しんでいるが、オーバメヤンは10ゴールを記録しており、得点ランキングでも2位にランクインしている。
アーセナルでは他のクラブと同様に、これまでにも主力選手が退団することが何度もあった。今回は、そんな選手の中でも移籍後に成功を収めた4人の選手をご紹介する。
ガエル・クリシー
クリシーは2003年にアーセナル入団のトライアルに合格し、カンヌから加入した。18歳ながら、1シーズン目に主力だったコロ・トゥーレ不在時の穴をしっかりと埋めたことで実力を認められた。その後も活躍を続け、2007/2008シーズンにはベストイレブンにも選出されている。
そのクリシーは2011年夏の移籍市場でマンチェスター・シティへ移籍。移籍後は左サイドバックのファーストチョイスとして28試合のリーグ戦に出場。自身2度目となるプレミアリーグのタイトルを手中に収めている。シティで6シーズン過ごしたクリシーは、獲得タイトル数をアーセナル時代の2倍に増やしている。
セスク・ファブレガス
クリシーと同じく2003年にアーセナルに加入したセスク。U-17世界選手権での活躍から、大きな期待が寄せられていた。セスクが出場機会を得始めたのは、パトリック・ビエラが退団した2005/2006シーズンから。ジ徐々にチームにフィットしていき、翌シーズンからは欠かせない選手としてチームの中心に立っていた。
そのセスクは2011年に古巣バルセロナへ移籍。慣れないCFでの起用が多かったが、3試合連続でゴールを記録するなど、32試合で11ゴールを記録している。バルセロナで5つのタイトルを獲得したセスクは、アーセナルに戻ることなく2014年にチェルシーへと移籍。チェルシーでも4つのタイトルを獲得し、アーセナルで獲得した2つのタイトルは合計11へと膨れ上がった。
サミル・ナスリ
EURO2008終了後にアーセナルへと加入したナスリ。1シーズン目は左サイドを主戦場に6ゴール2アシストを記録。負傷に苦しむ時期もあったが、コンスタントに活躍を続け、退団の前年には自身最多の10ゴールを記録している。
そのナスリは2011年夏の移籍市場でマンチェスター・シティへと移籍。1試合3アシストを記録するなど、彼の高い創造性は評価され、競争の激しいチームの中でも出場機会を得ていた。シティでは5つのタイトルを獲得しており、無冠だったアーセナル時代の苦い思い出を払しょくしている。
その後、セビージャ時代のドーピング違反により、キャリアが大きく狂うこととなったナスリだが、現在でもベルギーのアンデルレヒトでプレーを続けている。
ロビン・ファン・ペルシ
ファン・ペルシは、アーセナルを退団し更なる成功を求めた選手の典型と言えるだろう。2004年にフェイエノールトからアーセナルに加入したファン・ペルシは、1年目から才能を見せ2ケタゴールを記録。その後はアーセナルの中心選手として活躍し、移籍の前年には30ゴールを挙げ得点王に輝き、PFA最優秀選手賞にも選ばれている。
そのファン・ペルシは、2012年夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドへ移籍。移籍後も彼の勢いが止まることはなく、2年連続で得点王に輝いた。アーセナルでは加入直後に獲得したFAカップのタイトルとコミュニティ・シールドのタイトルを掲げただけだったファン・ペルシは、ユナイテッドに移籍しプレミアリーグのタイトルを手中に収めた。
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