エクアドルのロカフエルテFCの元選手シルバーノ・エスタシオが、息子をU17ワールドカップの試合に参加させるため、約80km12時間歩いたとして話題になっている。英メディア『Give Me Sport』が報じた。
エスタシオの息子であるシルバーノ・デニルソンは、U17エクアドル代表選手として選ばれ、ブラジルで行われるトーナメントに出場することになった。しかし、まだ17歳である彼が飛行機で国を出るための同意書がなかったのだという。その書類を用意するために、父が首都に向かうこととなった。
首都は父エスタシオの村から114km離れていた。当初、飛行機で向かおうと思っていたそうだが不可能だった。国の政情不安で空港が閉鎖しており、道も影響を受けていたのだ。そこでエスタシオは友人にバイクを借り、首都に向かうことにした。
しかし、向かう途中の36km目にバイクが壊れてしまう。息子にどうしてもW杯でプレーするチャンスを与えたかった父は、残りの78kmの距離を歩く決断をする。首都に向かいながらインスタグラムで動画をアップしている。
首都にたどり着くまでには半日がかかったとか。父は無事に書類を揃え、息子をW杯の地まで送り出した。
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