リバプールのユンゲル・クロップ監督は英紙『リバプール・エコー』に対して今夏の移籍市場において、「“クレイジー”な補強をすることはできない」とコメントを残した。
昨シーズン、チャンピオンズリーグ(CL)を制覇し、プレミアリーグにおいては終盤戦までマンチェスター・シティと優勝争いを繰り広げ、惜しくも2位でシーズンを終えたリバプール。シティとトッテナム・ホットスパーが補強に対してチームの過去最高金額となる出資を行うなど、多くのクラブでビッグディールが起きている一方、リバプールはいまだ17歳のオランダ人DFセップ・ファン・デン・ベルフ1人の補強にとどまっている。
クロップ監督は「昨年も言ったが、リーズナブルな金額でチームを強化することは簡単なことではない。“クレイジー”な資金を使えば何でもやりたいことをするのは可能だ。私たちはそういったチームではない。そういったことはできない。私たちは資金はあるが、他のチームが行っているようなことはできない」とコメントしている。
また、「そうすることは必要ではない。私たちはシーズンを通して解決策を見つける必要があるんだ。確かに解決策を移籍市場で見つけることもあるが、誰もが知っているスターの名前を出すことは必要じゃない。移籍市場で解決策を見つけられなければ、トレーニンググラウンドで解決策を見つけなければならないし、それが私たちが今取り組んでいることだ」と、新たな選手の補強にこだわらないチームビルディングの在り方に対して前向きな姿勢を示した。
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