長年チームの大黒柱であったフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンとウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディンを失ったアトレティコ・マドリード。ライバルのレアル・マドリードが復権に向けて大規模な補強を行っているが、アトレティコは目立った補強を行えていない。そこで今回は、アトレティコがバルセロナとマドリードに食らいつくために、補強すべき5つのポイントをご紹介する。
新たな攻撃の柱
長年アトレティコを支えてきたグリーズマンが退団した。攻守にわたって、チームに多大なる貢献を果たしてきた選手の穴を埋めるのは容易ではないだろう。しかし、グリーズマンは退団と同時に多額の資金をクラブに残してくれる存在だ。
アトレティコは攻撃陣の新たな柱としてベンフィカのポルトガル代表MFジョアン・フェリックスをターゲットにしたようだ。10代の選手に重要なパートを任せるのは少々リスキーな行為でもあるが、うまくいけばフェリックスは今後10年はチームの中心に君臨できるだろう。
左サイドのディフェンス陣
複数のポジション、役割をこなすことのできるフランス代表DFリュカ・エルナンデスはバイエルン・ミュンヘンに移籍し、ブラジル代表DFフィリペ・ルイスもフリーとなった。これまではサイドバックの枚数に苦労することのなかったアトレティコだが、このポジションに新たな人材をあてがわなければ、来シーズンは非常に苦しい思いをするだろう。
アトレティコ・パラナエンセのレナン・ロディ獲得を確実なものにしたアトレティコだが、欧州での経験がない21歳に、過度な期待は禁物だ。チェルシーのスペイン代表DFマルコス・アロンソやポルトのブラジル代表DFアレックス・ニコラオ・テレス獲得の噂もあるが、費用が掛かりすぎるだろう。
現実的な補強候補はアヤックス・アムステルダムのニコラス・タグリアフィコあたりが妥当だろう。獲得可能な選択肢の中で、実力を伴いながらも比較的安価に獲得できる選手だ。
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