ラ・リーガ レアル・マドリード

【今夏の補強動向】レアル・マドリード編-前線でビッグネーム獲得間近の裏で主将が…

ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを失って臨んだ今シーズンは2度の監督交代を行うなど不振に喘ぎ、タイトル獲得には至らなかった。今回はレアル・マドリードの今夏の補強についてポイントを絞って紹介する。


1、エデン・アザール

ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユベントスに電撃移籍して迎えた今季は無冠に終わったことからこの夏はビッグネームの獲得に向かうと伝えられていたレアル・マドリードであるが、そのひとりに昨夏から動向を注視していたチェルシーのベルギー代表FWエデン・アザールの名前がある。すでに水面下で交渉は進められており、フランス紙『レキップ』が伝えるところによると、今週なかばに行われるヨーロッパリーグ(EL)決勝・アーセナル戦後に公式発表が行われる可能性が高いようだ。また同紙は移籍金が1億ユーロ(約131億円)にものぼると伝えている。


2、ルカ・ヨビッチ

レアル・マドリードは前線においてアザール以外にアイントラハト・フランクフルトのセルビア代表FWルカ・ヨビッチの獲得にも動いている。同選手は2017年夏にベンフィカからフランクフルトへ買い取りオプション付きの2年レンタルで加入すると今季は27ゴールとブレイクを果たし、多くのビッグクラブが関心を寄せていた。現在ヨビッチを巡ってクラブ間交渉が行われているものとみられ、移籍金は7000万ユーロ(約86億円)にのぼる可能性が高いようだ。


3、ポール・ポグバ

レアル・マドリードが今夏に獲得に向かうであろうビッグネームにはマンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバの名前も含まれている。ポグバは今季序盤にジョゼ・モウリーニョ監督と不仲であったことから退団の可能性が騒がれており、代理人を務めるミノ・ライオラ氏がマドリード首脳陣にコンタクトをとっているという情報も飛び交っていた。ただここに来てオーレ・グンナー・スールシャール監督が来季同選手にキャプテン就任を打診しているという報道もあり、マドリード移籍の可能性は不明となっている。


4、セルヒオ・ラモス

長らくレアル・マドリードの主将を務めていたスペイン代表DFセルヒオ・ラモスに退団の可能性が急浮上している。同選手はチャンピオンズリーグ(CL)ベスト16の2ndレグ・アヤックス戦でのスタンドでの振る舞いでフロレンティーノ・ぺレス会長から叱責を受けたことにより、会長との関係が急激に悪化していた。また終盤戦では公式戦の招集メンバーから外れることもあり不穏な空気が漂っていたが、ここにきてラモスが中国クラブへの移籍を容認するようぺレス会長に求めているようだ。