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ビッグクラブへのステップアップ目白押し! 来季所属クラブが確定している9選手

 欧州主要リーグの中でもすでに今シーズンの全日程を終えているところもあり、早くも移籍市場が活発になっている。そこで今回はすでに来季の所属クラブを確定させている選手を一部紹介する。


1、リュカ・エルナンデス

アトレティコ・マドリード⇒バイエルン・ミュンヘン

国籍:フランス

ポジション:DF

年齢:23

リュカ・エルナンデスは昨夏のワールドカップ・ロシア大会でフランス代表を優勝に導くと、アトレティコ・マドリードでも不動のレギュラーとしての地位を確立していた。その中、守備陣を中心に戦力の刷新を図る考えを持っていたバイエルンが同選手への関心を強めると、契約解除金8000万ユーロ(約100億円)満額を支払うことで合意に達し、来季からの加入が公式発表されている。なお、同選手の移籍金はブンデスリーガ史上最高額となっている。


2、バンジャマン・パバール

VfBシュツットガルト⇒バイエルン・ミュンヘン

国籍:フランス

ポジション:DF

年齢:23

昨夏のワールドカップ・ロシア大会では強烈なボレーシュートからゴールを決めるなど鮮烈なパフォーマンスを披露しフランス代表の優勝に大きく貢献したパバールは、昨季にブンデスリーガ全試合に出場するなど周囲からの評価を高めていた。その中、バイエルンがアトレティコ・マドリードのDFリュカ・エルナンデスと同様、来季以降の主力として興味を示すと今年1月に来季からの加入が正式決定している。


3、アーロン・ラムジー

アーセナル⇒ユベントス

国籍:ウェールズ

ポジション:MF

年齢:28

これまでアーセナルの中盤に必要不可欠な戦力としてアーセン・ベンゲル監督から絶大な信頼を得ていたラムジーは今夏に契約満了を迎えるものの、アーセナルと契約延長は行わず退団を決断。移籍先として多くのビッグクラブの名前があがっていたものの、ユベントスが争奪戦を制し今年2月に獲得を発表している。またラムジーは先週末に行われたセリエA第37節・アタランタ戦でアリアンツ・スタジアムへ観戦に訪れている。


4、フレンキー・デ・ヨング

アヤックス⇒バルセロナ

国籍:オランダ

ポジション:MF

年齢:22

若きタレントを多く抱えるアヤックスの中でもオランダ代表DFマタイス・デ・リフトとともに注目が集まっていたフレンキー・デ・ヨングは、以前から獲得レースで優位に立っていたバルセロナが今冬に獲得を決めている。またこの取引ではバルセロナが移籍金7500万ユーロ(約94億円)に加え、ボーナス最大1100万ユーロ(約14億円)を支払うことになっており、ビッグディールとして周囲の注目を集めた。


5、トルガン・アザール

ボルシア・メンヒェングラートバッハ⇒ボルシア・ドルトムント

国籍:ベルギー

ポジション:FW

年齢:26

チェルシーのベルギー代表FWエデン・アザールの弟であるトルガン・アザールはチェルシーに加入した実績を持っており、2014年夏にレンタルでボルシア・メンヒェングラートバッハに加入すると主力に定着。今季は公式戦35試合に出場し12ゴール13アシストと飛躍を遂げており、ドルトムント行きを勝ち取った。兄のエデン・アザールもレアル・マドリード行きが噂される中、弟が先に新天地を確定させる構図となっている。


6、ユリアン・ブラント

バイヤー・レバークーゼン⇒ボルシア・ドルトムント

国籍:ドイツ

ポジション:MF

年齢:23

17歳という若さでブンデスリーガデビューを果たし、以前からビッグクラブからこぞって関心を寄せられていたブラントは、これまでドイツ代表で24試合に出場しているほか、チャンピオンズリーグ(CL)での好パフォーマンスを披露するなど自身に対する評価をさらに高めていた。同選手とレバークーゼンの契約には2500万ユーロ(約31億円)による契約解除条項が盛り込まれており、今回ドルトムントがこの契約解除金満額を支払うことで合意したものとみられる。


7、ニコ・シュルツ

ホッフェンハイム⇒ボルシア・ドルトムント

国籍:ドイツ

ポジション:DF

年齢:26

ブンデスリーガを代表する左サイドバックの選手として頭角を現していたシュルツはかつてボルシア・メンヒェングラートバッハ在籍時に現在のドルトムント指揮官であるリュシアン・ファーブル監督から指導を受けていた。その後ホッフェンハイムでブンデスリーガ史上最速となる走力を武器に台頭するとかつての恩師との再会する機会を得ている。なおドルトムントはこの取引で移籍金2700万ユーロ(約33億円)を支払うようだ。


8、バンサン・コンパニ

マンチェスター・シティ⇒アンデルレヒト

国籍:ベルギー

ポジション:DF

年齢:33

2008年夏のマンチェスター・シティ加入以来、ディフェンスリーダーとしてクラブの成長を支えてきたコンパニは、2011/12シーズンにおける最終節での劇的な逆転優勝を経験した主力のひとりである。ただここ数シーズンは負傷に泣かされることがおおく、最古参として迎えた今季も公式戦18試合での先発出場にとどまっていた。そして先週に今季限りでの退団が発表されると、古巣アンデルレヒトに監督兼選手として復帰することも発表されている。


9、エデル・ミリトン

ポルト⇒レアル・マドリード

国籍:ブラジル

ポジション:DF

年齢:21

昨夏にブラジルの強豪・サンパウロからポルトに加入したミリトンは21歳という若さでブラジル代表に招集されるなど頭角を現すと、プレミアリーグの強豪クラブをはじめ多くのメガクラブが関心を示していた。その中、ブラジル代表DFマルセロの後釜確保が課題となっていたレアル・マドリードが5000万ユーロ(約65億円)で獲得にこぎつけている。欧州からわずか半年でのメガクラブ加入に周囲からは驚きの声があがっていることだろう。