ミランは指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾの後任として、現在チェルシーを率いているマウリツィオ・サッリ監督の招へいに向けて本格的な動きを見せているようだ。現地時間16日、イタリアメディア『メディアセット』がこれを伝えている。
ミランは3月中旬に行われたミラノダービーでの敗戦以降、黒星が先行している厳しい状況にある。コッパ・イタリアでは準決勝2ndレグでラツィオに敗れ大会を後にすると、その直後の4月28日に行われたセリエA第34節・トリノ戦でも敗れている。
これを受けてクラブ首脳陣はガットゥーゾ監督について結果に関わらず今季終了後に解任する方向で意見を一致させており、現在後任候補の選定に入っている模様。
その中、チェルシーを率いているサッリ監督もクラブのオーナーを務めるロマン・アブラモビッチ氏の意向により今夏での解任が濃厚となっていることから、ミランのイバン・ガジディスCEO(最高経営責任者)はロンドンに出向き、同監督との会談を行うようだ。
またミランはサッリ監督に対して年俸300万ユーロ(約3億7000万円)、3年契約という条件でオファーを提示するものとみられる。
なお、ガットゥーゾ監督の後任候補には他にも前ローマ指揮官のエウゼビオ・ディ・フランチェスコ氏や現在アタランタを率いているジャン・ピエロ・ガスペリーニの名前が挙がっている。ただガスペリーニに関してはローマ行きの可能性が高まっており、招へいは厳しいという見方があるようだ。
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