今季もリーグアンを制したものの、それ以外では厳しい戦いが続いたPSG。長年の目標であるCL制覇へ向けて今夏も大きな改革が行われると考えられている。
そんなPSGは駒不足だった中盤の補強としてマンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表MFアンデル・エレーラと合意報道も出ており、来季に向けて着々と準備を進めている。
今回はそんなPSGの補強についてポイントを絞って紹介する。
1、MFの補強
今夏の移籍市場でPSGが必ず補強するポジションはMFだろう。特に守備的MFの補強はマストといってもいい。
PSGは2017-18シーズンでチアゴ・モッタが現役引退。さらにMFジオバニ・ロ・チェルソをレアル・ベティスにレンタルで放出後、完全移籍で売却し、MFアドリアン・ラビオも戦力外状態になり中盤が手薄な状態に。
そのためPSGはDFマルキーニョスをボランチに置き、DFダニエウ・アウベスなどをMFで起用するなど試行錯誤してきた。
今夏の移籍市場ではマンチェスター・ユナイテッドのMFエレーラのほかにも同チームのU-19イングランド代表MFアンヘル・ゴメスやレアル・マドリードのMFトニ・クロースなど複数のMF選手の獲得へ動いていると報じられている。
2、トーマス・ムニエ
今年の夏PSGを離れる可能性が高いムニエ。同選手はプレミア移籍を希望しており。右サイドバックの補強を進めているマンチェスター・ユナイテッドやアーセナルなど複数クラブからの関心が伝えられている。
そのため、PSGは右SBの補強に動く可能性がある。スタメンのアウベスは今年で36歳を迎え、毎試合フル出場することも厳しくなっている。またアウベスがMFもこなすことのできることから、スタメン級のDFの補強に動く可能性はあるだろう。
3、ジャンルイジ・ブッフォン
今季PSGを支えた選手の一人。今シーズンはGKアルフォンス・アレオラとの併用という形で起用されてきたブッフォン。しかし、チャンピオンズリーグでの決定的なミスなどからフロント側は1年間の契約延長オプションの施行をためらっているという。
また、来季からフランクフルトで活躍したドイツ代表GKケビン・トラップが帰って来ることや指揮官のトーマス・トゥヘル監督もGKの併用起用を考えていないことを明かしていることから、退団も噂されている。
そんなブッフォンは来季も現役続行に意欲的のようで、まだ獲得できていないCLを取るためにCL出場権を持つクラブからのオファーを待っていると伝えられている。
4、ダビド・デ・ヘア
そんなブッフォンの代役として候補に挙がっているのがデ・ヘアだ。
デ・ヘアはユナイテッドと長らく続いている延長交渉の折り合いが合わず、給料を理由に交渉が難航しているとみられている。
報道によるとPSGはデ・ヘア獲得に向けて移籍金9000万ポンド(約129億円)を用意。さらに、給料では自身が求める35万ポンド(約5000万円)を越える45万ポンド(約6400万円)のオファーを提示することを計画しているとも。来季のチャンピオンズリーグを戦えるというのも魅力的という見方もある。
来季、GKを固定を目指すトゥヘル監督にとってこの上ない人材であることに間違いない。
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