セリエAは第34節まで終了し、来季チャンピオンズリーグ(CL)・ヨーロッパリーグ(EL)出場権争いに激しさを増している。そして得点ランキングも上位が拮抗しており、ファンの興味を注ぐものとなっている。そこで今回は、セリエA得点ランキングのベスト5を紹介する。
・5位:アルカディウシュ・ミリク
リーグ戦出場試合数/ゴール数:31/17
年齢:25
国籍:ポーランド
現所属クラブ:ナポリ
過去所属クラブ:アウクスブルク、バイヤー・レバークーゼン、アヤックスなど
アヤックス在籍時に指揮官の起用法に不満を抱く時期を過ごしたミリクはユベントスに電撃移籍したアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインに替わる新たな得点源として2016年夏にナポリに加入するも、昨季までの2年間は度重なる長期離脱に泣かされた。しかし今季はマウリツィオ・サッリに替わって指揮官に就任したカルロ・アンチェロッティのもとで多くの出場機会に恵まれるとともに、得点ランキングでも5位をつけるなど充実したシーズンを過ごしている。
・4位:クリスティアーノ・ロナウド
リーグ戦出場試合数/ゴール数:28/20
年齢:34
国籍:ポルトガル
現所属クラブ:ユベントス
過去所属クラブ:スポルティングCP、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリード
マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードでチャンピオンズリーグ(CL)を5度制するなど数多くのタイトルを獲得してきたクリスティアーノ・ロナウドは、昨夏に行われたワールドカップ・ロシア大会開催期間中にユベントスへの電撃移籍を果たす。世界的スターがセリエAにやって来てイタリア国内でも注目が集まる中、第4節・サッスオーロ戦で移籍後初ゴールをあげると、以降はゴールを量産し、前人未到のスクデット8連覇達成に大きく貢献した。
・2位タイ:クシシュトフ・ピョンテク
リーグ戦出場試合数/ゴール数:33/21
年齢:23
国籍:ポーランド
現所属クラブ:ミラン
過去所属クラブ:KSクラコビア(ポーランド)、ジェノアなど
昨夏にKSクラコビアからジェノアに移籍金わずか400万ユーロ(約5億円)で加入したピョンテクは、コッパ・イタリア3回戦・レッチェ戦で4ゴールを叩き出し周囲に衝撃を与えると、セリエA初挑戦にも関わらず開幕からリーグ戦7試合連続ゴールに偉業を打ち立て、自身の価値を一気に高めた。ジェノア加入からわずか3か月後にはレアル・マドリード、ナポリなど複数クラブから関心が寄せられる中、今冬にミランへ3500万ユーロ(約44億円)で加入。その後もリーグ戦4試合連続得点など、ストライカーとしての役割を果たしている。
・2位タイ:ドゥバン・サパタ
リーグ戦出場試合数/ゴール数:33/21
年齢:28
国籍:コロンビア
現所属クラブ:アタランタ
過去所属クラブ:ナポリ、ウディネーゼ、サンプドリアなど
2013年夏のナポリ加入でセリエA初挑戦となったドゥバン・サパタであったが、ナポリでは構想外となり、2015年にウディネーゼへレンタルで加入。さらには2017年夏にサンプドリアに加入すると翌夏に完全移籍を果たす。ただサンプドリアではマルコ・ジャンパオロ監督の戦術にフィットしなかったこともあり、昨夏にアタランタへ2年レンタルで加入。するとスロベニア代表FWヨシップ・イリチッチやFWアレハンドロ・パプ・ゴメスと並ぶ強力な攻撃陣を形成し、1949/50シーズンにマークした66得点というチームのリーグ戦最多得点記録を塗り替えるほどの活躍を見せている。
・1位:ファビオ・クアリャレッラ
リーグ戦出場試合数/ゴール数:33/23
年齢:36
国籍:イタリア
現所属クラブ:サンプドリア
過去所属クラブ:ウディネーゼ、ナポリ、ユベントス、トリノなど
これまでほぼ毎シーズンのように所属クラブを変えてきたファビオ・クアリャレッラは、ユベントスで3度のスクデット獲得を経験したものの絶対的戦力としての地位は確立することができず、2014年夏に自身が下部組織時代に過ごしたトリノに復帰。ただトリノでも自身の満足する成績を残すことができず、2016年夏にサンプドリアへ2度目の加入を果たす。すると昨季はシーズン序盤からゲームキャプテンを任されると19ゴールをマークし、今季はここまで23ゴールと得点ランキング首位を走っている。
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