日本時間21日に行われたフィオレンティーナ戦に勝利し、セリエA8連覇を決めたユベントス。通常のクラブであれば、間違いなく成功といえるシーズンだ。ただ、ユベントスには1996年以降一度も叶えることのできていない悲願がある。それがチャンピオンズリーグ(CL)の優勝だ。今回はユベントスが来シーズンのCL優勝に近づくために、今夏獲得すべき3選手をご紹介する。
コスタス・マノラス
クラブ:ローマ
マタイス・デ・リフトやルベン・ディアスなど、確実な実力を持ったCBが台頭し、移籍市場でもそれらの選手獲得を望む声が大きい。ただ、健全なクラブ運営を目指すユベントスにとって、クリスティアーノ・ロナウドの年俸を払いながら、そういった選手を獲得するのは覚悟のいることだ。
そこでお勧めしたいのがローマのマノラス。足下の技術に優れているわけではないが、空中戦の強さや高い対人能力、スピードも兼ね備えた実力派のCBだ。ダニエレ・ルガーニなどを起用せざる得ない場面になった時に、ユベントスの守備は崩壊しがち。そういった問題を解決できる選手だろう。
マルセロ
クラブ:レアル・マドリード
度々話題となるユベントスのマルセロ獲得の噂だが、実現すれば実り多いものとなるだろう。何よりも、クリスティアーノ・ロナウドの得点力を最大限に引き出せる選手であることは間違いない。セリエA1年目ということもあるが、c・ロナウドの得点力は素晴らしいとはいえ、すべてを発揮しきれているとは考えにくい。
アレックス・サンドロという素晴らしい左SBを抱えるユベントスではあるが、彼は今シーズンに記録したアシストは2つのみ。攻撃的なSBにとって満足できる数字ではないはずだ。もちろん彼らの共存も可能だろう。サンドロを1列あげるという選択肢も生まれるはずだ。
アドリアン・ラビオ
クラブ:パリ・サンジェルマン
今シーズン限りでのPSG退団が確実となっているラビオ。彼の獲得を勧めることで多くの否定的な意見が噴出することは理解できる。彼の母親と、それを制することのできない彼の未熟さはクラブに致命的なキズを与えることにもなりかねない。ただ、ユベントスにも彼の獲得に動くだけの理由があるといえる。
それはミラレム・ピアニッチへの依存だ。彼がいる試合とそうでない試合では、ボールの回り方がまったくといっていいほど違う。ピアニッチがいないだけで、ディバラは低い位置までボールを引き出す必要が生まれ、最後の部分で攻撃にかかわれないことも多い。レアル・マドリード移籍が近いとされているが、アンカーのポジションでしっかりとボールを動かせる選手がユベントスには必要だ。
コメントランキング