チャンピオンズリーグ ユベントス

ユーベCL敗退の引き金となった3人の選手

日本時間17日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ、ユベントス対アヤックス・アムステルダム。アウェイの1stレグを1-1で引き分け、ホームの2ndレグもクリスティアーノ・ロナウドのヘディング弾で先制したユベントスだったが、リードを守り切れず、準々決勝で姿を消した。C・ロナウドを獲得するだけでは、欧州の頂に届くことはできなかった。今回はそんなユベントスのCL敗退の引き金となった3人の選手をご紹介する。


ダニエレ・ルガーニ

将来のイタリア代表とユベントスを背負って立つことを期待される若手選手の1人がルガーニだ。しかし、アヤックスとの一戦で、彼はまだ欧州最高峰のレベルでは通用しないことがわかってしまった。

ルガーニは攻守両面にわたって、貧弱なプレーを見せた。ドニー・ファン・デ・ベークへのマークを外し失点の原因となると、マタイス・デ・リフトにも競り負け、追加点も献上している。また、攻撃時にはドリブルでの持ち上がりを見せたが、効果的とは言えず、カウンターを食らう原因となった。ジョルジョ・キエッリーニであれば、違う結果になっていたかもしれない。周囲の選手もキエッリーニとキエッリーニ以外でのサポートの仕方を考えるべきだろう。


ジョアン・カンセロ

マッシミリアーノ・アッレグリ監督が、カンセロではなくマッティア・デ・シリオをスタートで起用したことに疑問を持った人も多いだろう。カンセロはC・ロナウドの最高のパートナーの1人であり、ファーストレグでもしっかりとアシストを記録した。ただ、2ndレグに途中出場した彼は多くの問題を引き起こしてしまった。彼の攻撃性がアヤックスに多くのスペースを提供することになった。

2ndレグのカンセロは攻撃時にも多くの問題を抱えていた。クロスの精度は低く、プレッシャーにさらされパスの精度もガクッと落ちた。失点につながるミスで自身も失った。56%というパス成功率にも大きく表れている。デ・シリオのままなら、大崩れはしなかったかもしれない。


フェデリコ・ベルナルデスキ

イタリア人選手の中で最も才能あふれる選手の1人がベルナルデスキだ。C・ロナウド、カンセロとのトリオは破壊力抜群だ。ただ、アヤックス戦では試合の中で最悪の選手の1人となってしまった。ドリブルによる持ち運びの質は低く、数回致命的なミスも犯した。

ただ、何よりも機能の試合で良くなかったのは守備面での貢献度だ。彼はクリアもタックルも何一つ記録していない。これらの数字だけがすべてではないが、彼の存在により高い位置からアヤックスにプレッシャーを与えられなかったのも事実だ。


 

名前:菊池大将
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