北海道コンサドーレ札幌の鈴木武蔵、連敗脱出へ 「自分たちのやることを信じる」

　北海道コンサドーレ札幌は6日に行われた明治安田生命J1リーグ第6節・大分トリニータ戦に1-2と敗れリーグ戦3連敗を喫している。

　この一戦で日本代表FW鈴木武蔵はリーグ戦5試合連続で先発フル出場を果たしたものの、大分トリニータのコンパクトな守備ブロックを前に前半は本来のパフォーマンスを発揮することができなかった。

　しかし後半はチームがポゼッションを図り攻勢に出る中、同選手も決定機を演出。69分にはペナルティエリアのスペースに抜け出したMF中野嘉大からのクロスに頭から飛び込みオウンゴールを誘っているが、その後同点ゴールを決めることはできなかった。

　試合後、ミックスゾーンに姿を現した鈴木はこの一戦について「最近なかなか前半で思うようなプレーができていないけど、今日は前節（名古屋グランパス戦）より自分たちのスタイルを貫くことができたし、戦うことができていた」

　「ここ2試合は（失点後に）慌ててリズムを崩した。球際もいけず攻守の切り替えもできなかったが、今日は比較的落ち着いていた。ただその中で追いついて逆転することができなかったのが悔しい」と振り返る。

　また自身のパフォーマンスについては「ここ最近シュートを全然打つことができていない。もっと動きを改善してゴール前で仕事できるようにしないといけない」と改善を図る必要があるという認識を示している。

　さらに日本代表率いる森保一監督が視察に訪れていたことによる変化については「（森保監督がコンサドーレの試合を）見てようが見てまいが、自分たちのサッカーに集中している。見ているからといって自分のプレーが変わるわけではない。（森保監督とは）話していない」と語っており、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督から与えられている役割を遂行する姿勢を崩していない。

　そして鈴木は連敗から抜け出すためにチーム全体に求められていることとして「3連敗であるが、自分たちのやることを信じる。相手より球際で勝つことや走り勝つことなど、もっと練習しないといけない。まだ試合は続くので、自分たちのスタイルを忘れずに継続することが大事になると思う」と語っており、普段のトレーニングをより真剣に取り組まなければならないという考えを示した。