ラ・リーガ アトレティコ・マドリード

グリーズマンがバルサではなく、移籍先にマンUを選ぶべき3つの理由

2014年夏の移籍市場でレアル・ソシエダからアトレティコ・マドリードに加入したアントワーヌ・グリーズマン。加入当初こそ苦戦したものの、ディエゴ・シメオネの下で守備能力に向上を見せると、たちまち中心選手として活躍。現在ではクラブの顔となっている。クラブへの忠誠心も高く、昨夏にはバルセロナからのオファーを拒否したグリーズマンだが、ここにきて移籍報道が再燃。サッカー界で注目を集める1つの大きなトピックとなっている。移籍先の有力な候補にはマンチェスター・ユナイテッドとバルセロナが上がっているが、今回は彼がユナイテッドを移籍先に選ぶべき3つの理由をご紹介する。


代表のチームメイトとプレーできる

ユナイテッドにはアントニー・マルシャルとポール・ポグバという2人のフランス代表選手がいる。中でもポグバはグリーズマンと大の仲良しとして有名だ。過去にグリーズマンは以下のように発言している。

「いつか彼(ポグバ)とクラブレベルでともにプレーしたい。そして、彼にもっと時間を費やしたいんだ。彼は本当に良い友達だからね」

代表で攻撃的なパートでともにプレーする選手がいれば、新たなチームにフィットするまでの時間を短縮できるだろう。また、クラブで代表選手とともにプレーできることは、国際舞台に戻った際にもプラスに働くはずだ。


異国での挑戦

プロとしてのキャリアを14歳でスタートさせたグリーズマン。以降、彼は1度もスペイン国外でプレーしたことがない。28歳という選手として脂がのっている時期の海外挑戦はリスクを伴うが、選手として新たな一面を見せる絶好の機会でもある。ラ・リーガとプレミアリーグの特色は大きく異なる。プレミアリーグでも成功を収めれば、周囲からの評価はさらに上がるだろう。


バロンドールのために

過去に2度、バロンドール受賞に大きく近づいたグリーズマンだが、受賞に至ることはなかった。現在キャリアのピークを迎えていると言えるグリーズマンに、バロンドール受賞に向け残された時間は多くない。仮にバルセロナを選択した場合、彼はメッシの引退を待つことになるだろう。彼の陰にいる限り、グリーズマンがバルセロナで1番光を浴びることはないはずだ。ユナイテッドであれば、彼にはバロンドール受賞のチャンスがあるだろう。オーレ・グンナー・スールシャールのもとで、欧州の覇権を取り戻そうとしているクラブの中心にいれば、おのずと栄誉に近づいていけるはずだ。