セリエA

札幌戦2発の伊藤翔に大岩剛監督も高評価 「守備の戦術を理解しようと努力している」

鹿島アントラーズの伊藤翔 写真提供:GettyImages

 今季横浜F・マリノスから鹿島アントラーズに加入したFW伊藤翔は、17日に行われた明治安田生命J1リーグ第4節・北海道コンサドーレ札幌戦で2ゴールをあげてチームの勝利に大きく貢献している。

 伊藤は12分に自陣からのロングカウンターの局面で一気に前線へ駆け上がり味方からパスを受けると、最後はループシュートでゴールマウスに流し込んでいる。

 また同選手は23分にも追加点をあげており、代表ウィーク直前の一戦でも自身の状態の良さをピッチ内で示している。

 その伊藤について大岩剛監督は試合後の記者会見において「彼はゴールをとるところだけでなく、我々の守備の戦術を理解しようと前向きに取り組んでいる。その結果として、彼の狙い通りに動いたところにボールが出てくるという部分につながっている」と語っており、伊藤の戦術理解度を高く評価。

 また同監督は「(彼だけでなくどの選手にも当てはまることであるが、)良い攻撃は個人単位でもチーム全体としても良い守備、良いイメージからできると思う。彼の献身的なプレーが多いというところを私は評価している」と語った。

 この北海道コンサドーレ札幌戦も含めてここまで公式戦5試合に出場し5ゴールとチームにフィットしている伊藤であるが、守備を重視するアントラーズの“哲学”に対する理解があるからこそ、大岩監督から信頼を寄せられている。代表ウィーク明けの公式戦でも同選手に対する周囲の期待は高まることだろう。