マラドーナ、アルゼンチン代表のメンバー選考に異論 「メッシの復帰は気分良かったが…」

　かつてアルゼンチン代表としてワールドカップ優勝を経験し、同国代表の指揮官を務めたこともあるディエゴ・マラドーナ氏はリオネル・スカローニ現監督の代表メンバー選考に異議を唱えているようだ。現地時間10日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

　アルゼンチンサッカー協会（AFA）は今月23日に行われる国際親善試合・ベネズエラ戦、26日に行われるモロッコ戦に臨むメンバーを発表している。

　今回のメンバー発表においては、バルセロナのFWリオネル・メッシが昨夏のワールドカップ・ロシア大会以来となる復帰を果たしたことが大きな話題を呼んでいる一方、マンチェスター・シティで好調を維持しているFWセルヒオ・アグエロがメンバー外となっており、周囲では議論の対象となっているようだ。

　その中、マラドーナ氏は「メッシの復帰は私を気分良くさせてくれた。ただ彼（リオネル・スカローニ）はアグエロを呼ばなかった」と同選手が招集されなかったことに言及。

　そして同氏は「彼はどこへ行ったんだ？ 何かあったのか？ 彼はテレビを持っていないのか？ 彼が招集されるためにすべきことが私には分からない。彼はマンチェスター・シティのトップスコアラーだし、偉大な選手だ」と語っており、アグエロを招集しない理由がないという見解を示している。

　なお今回の代表メンバー選考において前線では、ユベントスのFWパウロ・ディバラや昨夏にインテルに加入したFWラウタロ・マルティネスが選出されている一方、今冬にチェルシーにレンタル移籍で加入したFWゴンサロ・イグアインや、キャプテン交代を巡ってクラブとの対立を深め、2月中旬以降、公式戦に出場していないFWマウロ・イカルディもメンバーから外れている。