クラブや選手を取り巻く環境は常に変化し、数年前まで絶対的的だった選手がクラブから不必要と判断されることも少なくない。プロの世界であればなおさらだ。今回は、現所属クラブからの退団の可能性が高い3人の世界的スター選手をご紹介する。
ティモ・ベルナー
クラブ:ライプツィヒ
2020年夏にクラブとの契約を満了するベルナーだが、契約を更新する動きは見られない。このままでは夏、もしくは来夏にフリーでクラブを去ることになる。クラブとしてはフリーでの放出は避ける必要があり、今夏移籍の可能性が高そうだ。ただ、ライプツィヒがより長い期間ベルナーを保持するには契約延長は必須だ。しかし、ベルナーはそれを嫌うだろう。リバプールやバイエルン・ミュンヘン、バルセロナ、チェルシーといったクラブが彼を注視していると報じられている。
マウロ・イカルディ
クラブ:インテル
インテルの絶対的なエースとして、ゴールを量産してきたイカルディ、しかし、今年2月に彼を取り巻く状況は一変した。ヨーロッパリーグ(EL)ラピド・ウィーン戦に招集外になると、続けざまにキャプテンもはく奪された。最新の報道では練習への参加を拒否しているというものもある。代理人であり、妻のワンダ・ナラとクラブとの関係悪化が一因ともいわれている。そのワンダ・ナラは、すでに2つのビッグクラブからオファーがあると公言した。イカルディに設定された契約解除金は1億1000万ユーロ(約145億円)。レアル・マドリードやパリ・サンジェルマンといったクラブであれば、用意できるだろう。
ガレス・ベイル
クラブ:レアル・マドリード
ベイルもイカルディ同様、クラブ内での立場が危うい存在だ。チーム内での孤立が報じられているが、事実であれば最適な環境とは呼べない。もちろん、結果を今一つ残せていないベイルに対して、高額な年俸を支払うことにマドリードも抵抗があるはずだ。現地メディアは、擁護の姿勢を取り続けたフロレンティーノ・ペレス会長ですら、我慢できなくなったと報じている。マンチェスター・ユナイテッド、ミラン、インテルなど複数クラブが獲得に動くという報道もある。古巣であるトッテナム・ホットスパーも、その選択肢の1つだ。
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