ラ・リーガ レアル・マドリード

ノルウェーの“神童”ウーデゴール獲得へアヤックスが26億円用意か。レアルは放出に否定的な姿勢

かつて15歳でノルウェー代表デビューを果たしていたマルティン・ウーデゴール 写真提供:GettyImages

 エールディビジ(オランダ1部)のアヤックスは今季フィテッセでプレーしているレアル・マドリードのFWマルティン・ウーデゴール獲得に本腰を入れているようだ。現地時間4日、スペイン紙『マルカ』がこれを伝えている。

 かつて15歳にしてノルウェーA代表デビューを果たし大きな話題を呼んだウーデゴールはマドリード加入後に度重なる負傷に泣かされ伸び悩むと、2017年1月から半年間にかけてヘーレンフェーンにレンタルで在籍。そして今季はフィテッセに1年レンタルで加入している。

 ただ同選手は今季に復調の気配を見せており、ここまで公式戦21試合に出場し7ゴール6アシストをマークしており、チームのリーグ5位と好調を維持している。

 そのウーデゴールを巡っては、5日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)ベスト16の2ndレグでマドリードと対戦するアヤックスが完全移籍での獲得に向けて2000万ユーロ(約26億円)を用意している模様。

 一方でマドリードのフロレンティーノ・ぺレス会長は現行契約では2019年夏までとなっている同選手との契約期間を2021年夏まで延長することを考慮に入れており、放出には否定的な考えを持っているようだ。

 ただ本人は来季以降もオランダでプレーすることを望んでいると伝えられているほか、アヤックスからの関心についての質問に対して「誰も自分の将来がどうなるのか分からない」と語っており、自身の去就が不透明であることを明かしている。

 かつての“天才”が自身のキャリア再起に向けて今後どのような決断を下すのか注目が集まる。