現在イタリア代表を率いているロベルト・マンチーニ監督がマンチェスター・シティ監督時代にローマの元イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシ獲得に迫っていた過去を明かしているようだ。現地時間28日、イタリア紙『Il Messaggero』が伝えている。
マンチーニ監督はかつて2009年12月から2013年5月までシティの指揮官を務め、2011/12シーズンにはチームを44年ぶりとなるリーグ優勝に導いている。
シティを強豪クラブへと引き上げる礎を築いたマンチーニ監督であるが、デ・ロッシの獲得交渉が進んでいたことを激白。同監督は「我々はとある日にローマと交渉の席に着き、一晩を過ごしていた。取引は全て終わっていたが、彼は最後の数分間で移籍を断った。彼は私を呼ぶと『移籍できない』と告げたのだ」と最終局面で破談となったことを明かしている。
またマンチーニ監督は続けて「私はその言葉に傷ついたし、怒っていた。もうかなり前の話だし、ダニエレがキャリアの中ほどにあった時だ」と当時の心境を語った上で、時期については具体的な明言を避けている。
これまでもインテルやガラタサライ、ゼニト・サンクトペテルブルクなど複数の強豪クラブを率いてきたマンチーニ監督であるが、監督キャリアの中でも一番悔しい経験であるかもしれない。
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