莫大な移籍金を発生させ、バルセロナに加入してから約1年が経過したフィリペ・コウチーニョ。しかし、現在のカンプ・ノウにおける彼のパフォーマンスは芳しくない。移籍後最低レベルといわれてもしょうがない状況だ。バルセロナもパリ・サンジェルマンに放出してもかまわないという姿勢を見せていると報じられている。そこで今回は、フィリペ・コウチーニョの代役となり得る3選手をご紹介する。
パウロ・ディバラ
クラブ:ユベントス
過去にバルセロナに逆オファーを送ったとされているディバラ。彼は複数ポジションをこなすために必要な能力を兼ね備えた貴重な選手だ。昨シーズンは得点能力も発揮し、ユベントスのトップスコアラーになった。今シーズンはその得点力が鳴りを潜めているが、プレーメーク能力は相変わらず。クリスティアーノ・ロナウドの存在もあり、スタメンが確約された選手ではなくなったが、ここ数試合は4-3-1-2の1として序列を上げてきている。スペインの地でも輝きを放つレベルにあるだろう。
ユリアン・ドラクスラー
クラブ:パリ・サンジェルマン
ウナイ・エメリ政権下で徐々に出場機会を失ったドラクスラーだが、トーマス・トゥヘル現監督は彼を中盤で起用し、退団が確実なアドリアン・ラビオの穴を埋めている。ドラクスラーはコウチーニョよりもアシストの能力に長けている。キーパスとアシストはコウチーニョを大きく上回っている。ドラクスラーの獲得は、ゴールが生まれず苦しんでいるルイス・スアレスにもいい影響を与えるだろう。彼の創造性は最大限に生かされるはずだ。獲得には5000万ユーロがかかるといわれているが、コウチーニョを1億2000万ユーロでPSGに売却できれば、利益を得ることもできる。
クリスティアン・エリクセン
クラブ:トッテナム・ホットスパー
レアル・マドリードとエリクセンを巡って獲得競争を繰り広げようとしているバルセロナ。エリクセンはビッグクラブからの注目を集めるプレーメーカーの1人だ。今シーズンは34試合で12アシストを記録している。比較されることも度々あるコウチーニョとエリクセンだが、両者の明暗ははっきりを別れた。コウチーニョがバルセロナで苦しむ一方で、エリクセンはマウリシオ・ポチェッティーノ監督の信頼を勝ち取り、中心選手となっている。エリクセンはコウチーニョほど敏捷性に優れてはいないが、全体的な試合における生産性は非常に高い。エリクセンの代理人は、トッテナムからの移籍の選択肢を隠していない。タイトルというトッテナムでは今のところ縁のないものを目指すなら、移籍を決断してもおかしくないだろう。
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