チャンピオンズリーグ(CL)優勝を明確な目標として、今シーズンを戦うユベントス。しかし、決勝トーナメント1回戦で難敵アトレティコ・マドリードという壁が立ちはだかっている。アウェイの1stレグを2-0で落としたことにより、ホームでは3-0以上のスコアで勝利する必要が出てきた。監督のマッシミリアーノ・アッレグリも厳しい立場に置かれ、解任の噂も後を絶たない。そこで今回は、ユベントスがアッレグリの解任に動いた場合、招聘すべき3人の指揮官をご紹介する。
ユルゲン・クロップ
現指揮クラブ:リバプール
現在のユベントスは、これまでのチームの方針からすると異端と言えるクラブだ。ピッチに立った11人の選手が献身性を見せて勝ちきるチームから、クリスティアーノ・ロナウドを獲得したことも影響し、絶対的な個の力もピッチ内に存在するという矛盾を抱えている。そこでお勧めしたいのがユルゲン・クロップ。同監督はモハメド・サラーやロベルト・フィルミーノなど、世界屈指のタレントを擁しながらも、全員がハードワークに務め、多くの成功を勝ち取っている。ユベントスがかつてのクラブとしての姿勢を取り戻しながら、勝利を目指すにはうってつけと言えるだろう。
ジネディーヌ・ジダン
現指揮クラブ:フリー
ユベントスがクラブの方針を取り戻すにはクロップだが、銀河系になりつつあるチームをその方向で伸ばすにはジダンの招聘がベストだろう。クラブOBのレジェンドでカリスマ性は抜群。銀河系レアル・マドリードを率いて、CL3連覇という偉業を成し遂げた。ただ、彼を招聘するなら、ユベントスは世界的なスターを世界中から集めるべきだ。中途半端なスター集めは好手とは言えないだろう。
ジョゼ・モウリーニョ
現指揮クラブ:フリー
すでに終わった監督という評価を受けがちなモウリーニョだが、試合の中での彼の判断や采配は世界中を見渡しても他に類を見ないほど傑出している。問題は、彼のマネジメント能力。現代のサッカー界において、過度な選手の締め付けは成功しないという事例が多く、モウリーニョもその筆頭だ。彼の仕事を明確にし、しっかりと分業できるのであれば、モウリーニョの招聘は大いにありだ。CLでの戦い方も熟知しており、今のユベントスにとって適切な存在となるだろう。
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