セリエA ミラン

FFP問題抱えるも… ミランが今冬の移籍市場で全クラブ最多の88億円費やす

 欧州主要リーグにおける冬の移籍市場は現地時間1月31日に閉鎖しているが、今冬はミランが一番多くの移籍金を支払っているようだ。現地時間2日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 ミランはブラジルの強豪・フラメンゴから“カカ2世”という呼び名の高いMFルーカス・パケタを移籍金3500万ユーロ(約44億円)+ボーナスで獲得に成功している。

 また今季から在籍していたアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインのレンタルを打ち切ると、後釜としてジェノアからポーランド代表FWクシシュトフ・ピョンテクを移籍金3500万ユーロ(約44億円)+ボーナスで獲得した。

 合計で少なくとも7000万ユーロを費やしたミランに続いて2番目に多く移籍金を支払っているクラブはパリ・サンジェルマン(PSG)である。PSGは今季終了後に満了を迎えるMFアドリアン・ラビオが契約延長を拒否したため、同選手の後釜としてゼニト・サンクトペテルブルクから移籍金4500万ユーロ(約56億円)でMFレアンドロ・パレデスを獲得している。

 その後はリバプールからFWドミニク・ソランケを獲得したボーンマス、モナコからDFアントニオ・バッレーカを獲得したニューカッスル・ユナイテッド、そして日本代表FW南野拓実の所属するザルツブルクからMFアマドゥ・ハイダラを獲得したRBライプツィヒと続いている。

 ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の問題を引き続き抱えていると考えられているミランであるが、リーグ戦で現在4位につけており来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得のチャンスが十分あるだけに即戦力の獲得に注力したのかもしれない。