UAE・アラブ首長国連邦代表を率いるアルベルト・ザッケローニ監督はアジアカップ準決勝・カタール戦での大敗を受けて退任する可能性を示唆しているようだ。
アジアカップ今大会の開催国であったUAEはグループステージで首位通過を果たすと、準決勝まで駒を進めていた。その中迎えた準決勝では現在断交状態にあるカタールとの対戦ということもあり、完全ホームの雰囲気で試合に臨んだ。
しかし前半で2点のリードを許すと、ザッケローニ監督が前線の選手を投入する積極策も実らず、後半でさらに2失点を喫し0-4と敗れている。
試合後、ザッケローニ監督のコメントをアジアサッカー連盟(AFC)が伝えているが、この中で「このような結果に終わり、すべてのUAEのファンに謝罪したい。私は監督であり、この敗戦に対する責任を最とらなければならない」と語っている。
また同監督は「我々は決勝に進むことができなかったが、私はこの15ヵ月間に渡り指揮官を務めてきた。我々は多くの仕事をこなし、そして多くのものを犠牲にしてきた。このチームを率いることができて誇りに思っている」と語っている。
そして「我々の目標は常にアジアカップで優勝することだったし、私はこのコンペティション終了後までの契約期間でサインを交わした」とコメント。今大会終了後の指揮官退任をほのめかす発言を行っている。
かつて日本代表指揮官として2011年にアジアカップ優勝に導き、2014年にはワールドカップ・ブラジル大会を戦ったザッケローニ監督であるが、またひとつの冒険にピリオドを打つ時を迎えるようだ。
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