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世界で最も優秀なアカデミー(育成組織)を持つクラブはどこだ?

UEFAのファイナンシャル・フェアプレー規則(FFP)の導入により、育成組織強化の重要性は高まった。いまや多くのメガクラブが多額の投資を行い若手選手の発掘と育成を行っている。そこで今回は『sportskeeda』が特集した「世界で最も育成で実績をあげている10のクラブ」をご紹介したい。


ベンフィカ

国:ポルトガル

多くの欧州トップクラブに選手を輩出しているポルトガルのビック3。アンドレ・ゴメス、ジョアン・カンセロ、ゴンサロ・ゲデス、レナト・サンチェスなどはユースアカデミーの出身者。2015年には最優秀下部組織に選出されている。

主な輩出選手
ベルナルド・シウバ、エデルソン・モラレス、アンドレ・ゴメス、ジョアン・カンセロ、レナト・サンチェス、ゴンサロ・ゲデス、ビクトル・リンデロフ


サウサンプトン

国:イングランド

サウサンプトンの下部組織「セインツユースアカデミー」は世界最高峰の育成組織として評価されている。出世頭のガレス・ベイルを筆頭にルーク・ショー、チェンバレン、アダム・ララーナ、テオ・ウォルコットなどをビッククラブに輩出。現在もウォード=プラウズ、ジャック・スティーブンスなど下部組織出身選手がチームを支えている。

主な輩出選手
アラン・シアラー、ガレス・ベイル、アダム・ララーナ、ルーク・ショー、アレックス・オックスレイド=チェンバレン、ジェームズ・ウォード=プラウズ


アトレティコ・マドリード

国:スペイン

ガビ、フェルナンド・トーレスなどクラブの象徴となる選手を輩出。いまや世界最高のGKとなったダビド・デ・ヘアもアカデミー出身者だ。現在もサウール・ニゲス、コケ、トーマス、ロドリ、リュカ・エルナンデスなど多くの下部組織出身者がチームを支える。

主な輩出選手
サウール・ニゲス、コケ、ダビド・デ・ヘア、リュカ・エルナンデス、ロドリ、フェルナンド・トーレス、ガビ


オリンピック・リヨン

国:フランス

リヨンはアカデミーにかなりの金額を投資しており、世界最高クラスの施設を保有している。その結果、ラシド・ゲザル、アントニー・マルシャル、アレクサンドル・ラカゼット、サミュエル・ユムティティ、コランタン・トリッソ、アラサヌ・プレア、カリム・ベンゼマなど多くのワールドクラスの選手を輩出している。現在の主力選手であるナビル・フェキール、フセム・アワール、アントニー・ロペスといった選手も下部組織出身だ。

主な輩出選手
サミュエル・ユムティティ、ナビル・フェキール、カリム・ベンゼマ、コランタン・トリッソ、アントニー・マルシャル、アレクサンドル・ラカゼット


スポルティングCP

国:ポルトガル

間違いなく世界で最も優れたアカデミーの一つだろう。世界最高クラスの施設とスカウトで逸材を育て上げてきた。最高傑作はバロンドール受賞者のクリスティアーノ・ロナウドとルイス・フィーゴだろうが、そのほかにもリカルド・クアレスマ、ジョアン・モウチーニョなど多くのポルトガル代表選手を輩出している。

主な輩出選手
クリスティアーノ・ロナウド、ルイス・フィーゴ、ジョアン・モウチーニョ、ナニ、リカルド・クアレスマ、エリック・ダイアー、ルイ・パトリシオ、ウィリアン・カルバーリョ


バイエルン・ミュンヘン

国:ドイツ

国内のライバルクラブから主力選手を引き抜く補強が印象的だが、自前でも素晴らしいアカデミーとスカウトを保有している。ワールドカップ優勝を果たしたドイツ代表の主力の多くがバイエルン出身だった。また、バイエルンの下部組織は一般的な他国の下部組織と異なり、様々な国の選手が所属している。現在は、U-19で11カ国の選手、U-17で6カ国の選手が在籍中だ。

主な輩出選手
トニ・クロース、トーマス・ミュラー、フィリップ・ラーム、バスティアン・シュバインシュタイガー、マッツ・フンメルス、ダビド・アラバ、フィリップ・マックス、エムレ・ジャン


アヤックス

国:オランダ

テクニック、インサイト、パーソナリティ、スピードの頭文字をとったTIPSモデルはアヤックスを支えている。決してスカウトに手を抜かず、下部組織に連れてくるまでにかなりの期間をかけて選手を観察している。その結果、多くのオランダ代表を輩出している。

主な輩出選手
エドウィン・ファン・デル・サール、ヨハン・クライフ、デニス・ベルカンプ、パトリック・クライファート、ウェズレイ・スナイデル、クリスティアン・エリクセン、トビー・アルデルバイレルト、マタイス・デ・リフト、フレンキー・デ・ヨング


レアル・マドリード

国:スペイン

レアル・マドリードは常に移籍市場で中心となってきた金満クラブだが、素晴らしいアカデミーを保有しているのもまた事実。下部組織に多大な投資を行っており、2005年には1億ユーロを投資した。クラブの象徴的な存在であるラウール、イケル・カシージャスはサポーターからも愛された。

主な輩出選手
サミュエル・エトー、イケル・カシージャス、ラウール、フアンフラン、ダニエル・カルバハル、フアン・マタ、ナチョ、マルコス・アロンソ、アルバロ・モラタ、パブロ・サラビア、ルーカス・バスケス


マンチェスター・ユナイテッド

国:イングランド

多くのスター選手を輩出してきたマンチェスター・ユナイテッドだが、間違いなく歴代最高傑作と呼べるのが1992年にトップデビューを果たした「92年組」の選手たちだ(デビッド・ベッカム、ポール・スコールズ、ライアン・ギグス、ニッキー・バット、ネビル兄弟など)。その後も、ポール・ポグバ、ジェシー・リンガード、マーカス・ラッシュフォードなどがスター選手へと成長した。

主な輩出選手
デビッド・ベッカム、ニッキー・バット、ポール・スコールズ、ライアン・ギグス、ネビル兄弟、ポール・ポグバ、ジェシー・リンガード、マーカス・ラッシュフォード


バルセロナ

国:スペイン

サッカーファンであれば世界中の誰もが知っている下部組織「ラ・マシア」。2010年には、バロンドールのファイナリスト全員を輩出(リオネル・メッシ、アンドレス・イニエスタ、シャビ)する快挙を成し遂げた。トップチームの大半を下部組織出身者が占めた時期もあり、天文学的な成功といえるだろう。

主な輩出選手
リオネル・メッシ、アンドレス・イニエスタ、シャビ、セルジオ・ブスケツ、ジョルディ・アルバ、カルレス・プジョル、ビクトル・バルデス、ジェラール・ピケ


世界で最も優秀な育成組織は?

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