レアル・マドリードのラモン・カルデロン元会長は昨季終了後にジネディーヌ・ジダン氏が同クラブの指揮官を辞任した理由について語っているようだ。現地時間13日、スペイン紙『アス』がこれを伝えている。
ジダン氏は昨季に前人未到のチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を果たしたにも関わらずシーズン終了直後である5月末に辞任を表明したことにより、ファンに衝撃を与えていた。
またマドリードはワールドカップ・ロシア大会開催期間中である7月上旬にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドをユベントスへ放出した一方、毎年退団の噂が取りざたされているウェールズ代表FWガレス・ベイルは今季も残留している。
カルデロン氏は同監督の辞任劇について「ジダンはロナウドを残してベイルを放出するようクラブに求めていた。しかしペレスは真逆のことを行った」とクラブ首脳陣の行ったこととジダン自身の考えに乖離があったことを主張。
また同氏は「ジダンは自身の提案が無視されたので、クラブを離れる決断を下した。彼は正しい決断を下している」と語っており、ジダン氏を全面的に支持する構えを見せた。
なおジダンとロナウドを手放したマドリードは今季、ここまでチャンピオンズリーグ(CL)ではベスト16入りを果たしているものの、リーグ戦で4位と苦戦を強いられている。昨夏にクラブ首脳陣が下した決断は結果論として間違いであったという見方が今後さらに広まることだろう。
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