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アジア1熱いスズキカップ。フィリピン対ベトナム戦から見えてきた5つのこと

AFFスズキカップ準決勝1stレグでフィリピン代表に勝利したことで、決勝進出をグッと引き寄せたベトナム代表。今回はフットボール・トライブベトナム版副編集長トラン・ティエンが、ベトナム代表視点から1stレグで見えてきた5つのことをご紹介する。


正しい試合へのアプローチ

ベトナム代表監督朴恒緖は試合のスタートから強度の高いプレスを敢行。結果として、それは正しい選択だったといえるだろう。フィリピン代表のDF陣は序盤から飛ばしてくるベトナム代表への対応に苦しみ、早い時間での(11分)失点を許すことになった。


パン・バン・ドゥクの存在感

コン・フオンやバン・クエットではなく、スタメンに彼が抜擢されたことは正解だった。2点目のゴールも素晴らしいが、彼のエネルギー、スピード、テクニックは終始フィリピン代表を困らせた。


幸運にも負傷者0

フィリピン代表は試合のスタートから荒々しいプレーが多く、ベトナム代表に対して危険なファウルを連発。特に激しかった前半に、ベトナム代表選手が負傷しなかったことは本当に幸運だ。


決め切れないチャンス

ベトナム代表は多くの決定機を演出した。後半にはコン・フオンとジューク・チンが明らかなゴールチャンスを逸している。決勝に進出、そして優勝を狙うのであれば決定機を決め切る必要がある。


ディフェンス陣の課題

グループステージを無失点で終えたベトナム代表だが、フィリピン代表相手にディフェンス面の課題が露呈。フィリピン代表がチャンスを決め切っていたら、勝者が入れ替わっていても不思議ではなかった。短い期間で少しでも修正が必要だ。


名前:菊池大将
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