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モドリッチのバロンドール受賞を助けた4つのこと

クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシの2強体制になっていたバロンドール。それを打ち破ったのがルカ・モドリッチだ。ワールドカップを中心選手として制したアントワーヌ・グリーズマンやキリアン・ムバッペなど、有力な候補を抑えての受賞となった。モドリッチのバロンドール受賞には賛否両論あるが、今回は受賞の助けとなった4つのことをご紹介する。


チャンピオンズリーグ優勝

モドリッチが成し遂げ、ロシア・ワールドカップを制したフランス代表組が成し遂げられなかったことにチャンピオンズリーグ(CL)の優勝がある。モドリッチはディフェンスラインとオフェンス陣の間でチームのジョイントとなり、気の利いたパスでマドリードのパフォーマンスを大きく向上させている。3連覇というインパクトも大きいだろう。


W杯での強い印象

モドリッチはクロアチア代表というタレントはそろっているが、列強国と比べると戦力がやや劣るチームを中心選手としてロシアW杯の決勝まで導いた。大会の最優秀選手にも選ばれている。W杯を観た多くの人々が、モドリッチがクロアチア代表を引っ張ったという印象を持っているだろう。優勝を果たすことはできなかったが、彼がサッカーに携わる人々に与えたインパクトは大きい。


W杯で結果を残せなかった2大巨頭

メッシとC・ロナウドがロシアW杯で大きな結果を残せなかったことは、モドリッチがバロンドールを受賞するための助けとなったはずだ。国際大会が無い年に彼ら2人以上のインパクトを残すのは難しいだろう。2年前はC・ロナウドがEUROを制し、4年前のW杯ではメッシが決勝に進んだことで他の選手のバロンドール受賞の芽は潰された。


人々が変化を望んだ

モドリッチのバロンドール受賞が素晴らしいものであることに変わりはないが、メッシやC・ロナウドがバロンドールに相応しくなかった言えば、それも間違いだろう。メッシは欧州5大リーグに所属する選手の中でもっともゴールを奪ったし、C・ロナウドはCLで傑出したパフォーマンスを見せた。もちろんモドリッチもバロンドール受賞に相応しい選手だ。ただ、ここ10年間メッシとロナウドがバロンドールを受賞してきたという流れがある。人々は流れに弱い。人々が流れを変えることを望んだ結果が、モドリッチのバロンドール受賞に繋がった1つの要因とも考えられる。


名前:菊池大将
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